今日は4日前、6月8日のパース地元の新聞 (The West Australian) から二つの記事を紹介します。たまたまその二つの記事が同じページで隣り合わせだったのです。


 まず最初の記事は "Jail for 1986 murder"というもので1986年(25年前)にメルボルンで起こった殺人事件の犯人が捕まり、19年の懲役が決まったという記事です。日本の殺人事件の時効期間は知りませんが、オーストラリアには時効がない、ということをお知らせしたかったのです。時効が無い、ということの深い意味はよく分かりませんが、オーストラリア人というかアングロサクソン人の執念深さを表しているのではないでしょうか。


その下の記事は "speed camera locations"となっていますが、これは車のスピート違反を取り締まるいわゆる”ネズミ捕り”の当日の設置場所を示しているのです。設置の時間と具体的な場所は書いてはありませんが、設置される道路名が書いてあります。ドライバーはこれを見て、その日にこの道を通る時はスピードに気を付けてほしいという意味で新聞に記載しているわけです。ネズミ捕りの設置場所を知らせることにより、”ネズミ捕りはスピード違反者を取り締まるのが第一の目的ではなく、スピード違反をさせないようにするためのものだ”ということをアピールしているのです。

 私は日本の新聞がネズミ捕りの設置場所を記載する、ということはまずないのではと思うのですが、いかがでしょうか。こんな記事を載せることで、低迷している新聞購読者を増やすことができるかもしれませんね。



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