(パース・マンガ日記)


一昨日の4月25日はオーストラリアではANZAC DAY(アンザック デイ)と言って、戦争記念日の祝日でした。これまでの戦争に参戦した兵士・戦没者とその関係者に敬意を表し、また戦争のことを考える日でもあります。


また、この日は国中のあちこちで元軍人が胸に勲章を付けて行進をする日でもあります。パースでも街中を多くの元軍人が行進し、沿道には数万人の人々が旗を振って功労と栄誉を称えます。命をかけて国を守ってくれたのですから当然だ、ということでしょう。

私は日本人の元軍人が勲章を胸に行進している姿を見たことがありませんが、これも戦勝国と敗戦国の違いでしょうか。


第一次大戦に参戦した人は数年前に最後の人が亡くなったのですが、第二次大戦に参戦した元軍人はまだかなりの人が行進します。それでも終戦時25歳の人は今は90歳ですから、自分の代わりに子供や孫に行進をお願いする人もいます。


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