パースでのゴミの収集日とゴミの仕分けなどのルールは住んでいる地区により若干違いはありますが、大型ゴミ箱を各家庭が持ち、回収は週一回というのはどこも同じだと思います。ある地区では新聞紙、ペットボトルなどのリサイクルが可能なゴミとそれ以外のゴミ用と2つのゴミ箱を用意していますが、私が住んでいる地区はゴミ箱は一つでそれに仕分けなしで、全てのゴミを入れます。そしてリサイクル可能なゴミの仕分けは回収後にゴミ廃棄場所で行われるのです。
我が家の地区ではゴミ回収日は火曜日の朝7時ころです。前日か当日の早朝までに家じゅうのゴミをかき集めてゴミ箱に入れ、それを家の前の道路端まで移動させトラックが来るのを待ちます。ゴミ箱は高さが1mほどで縦横それぞれ50cmほどあるのでかなりの量が入ります。ゴミが多い週では重量が30~40kgにもなると思いますが、ゴミ箱にはコロが付いているので簡単に運ぶことができるのです。
回収はトラックに装備されているアームでゴミ箱を持ちあげ、逆さにしてトラックにゴミだけを落とし入れ、空になったゴミ箱は元の位置に戻されます。この作業は全てトラック運転手一人の遠隔作業で行われます。日本だと2~3人の作業員がトラックと一緒に移動しながらゴミを回収する、というのが一般的だと思いますが、こちらでは一人で作業するのですから非常に効率的です。
でもこの方法でゴミを回収するには、大型トラックが通れる道とゴミ箱を置けるだけのスペースが前庭に必要になりますから、狭い日本ではとても無理でしょうね。