海外に家族で移住した人の多くは子供たちの日本語教育に頭を悩ますと思います。我が家には二人の子供がおりますが、家の中の会話は日本語なので会話はだいたいできるのですが、読み書きが問題です。そこで日本の領事館から支給される日本語の教科書を使って僕がにわか日本語教師を務めました。小学生の高学年まで、週に2~3度、30分間くらいの授業でしたが、二人とも非常に嫌がりました。


下の息子は私の授業からよりもマンガからたくさん日本語を学んだようです。彼は”クレヨンしんちゃん”の大ファンでマンガ本とテレビのビデオを繰り返し見てセリフをかなり覚えていました。堅苦しい教科書とマンガの教材ではどうしてもマンガに軍配があがるのは当然でしょう。ただ、マンガの内容を考えるとクレヨンしんちゃんを教科書代わりに使うのは問題ありかもしれませんね。
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ということで、我が家では僕が日本語の先生になったのですが、こと英語に関しては中学生にもなると子供たちの方がずっと達者になり、彼らから英語を教わる事が多くなったのは皮肉なことです。


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