オーストラリアでは8月21日に総選挙があることは先日ブログでお知らせしました。パースにあるMiss Maud(ミスモード)というケーキ・カフェのチェーン店では選挙があると、投票日の数週間前から店のお客さんにコーヒー豆を渡し、お遊びで自分が支持する政党にそのコーヒー豆で投票をさせます。市内にある十数店のチェーン店全てに投票箱を設置し、毎日数を本社に集計しホームページ上で公表します。このコーヒー豆投票 (coffee bean poll) が始まって10年以上になりますが、コーヒー豆投票の結果は実際の投票結果に非常に近いとのことで、報道関係者に注目されています。


今日はコーヒー豆投票の記事が地元の新聞に載ったので切りぬきを添付します。記事の写真に写っている婦人がMiss Maud社の創業者であるMaud(モード)さんです。お歳は77歳くらいの高齢ですが、今でもバリバリの現役社長です。実は、僕は10年前までこの会社に12年間勤務し、モード社長には大変お世話になったのです。
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ところでオーストラリアでは選挙の投票は国民の義務ということで、投票を棄権すると罰金となります。罰金の額は数十ドル(数千円)と小額ですが、18歳以上の選挙権がある人はかなりの率で投票をします。日本では政治に無関心な人が多く投票率が低いと聞いていますが、この罰金制度を導入してはどうでしょうか。


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