オーストラリアでは連邦総選挙が8月21日に実施されます。今回の与党と野党の争点の一つは、ここ数年のアフガニスタンやスリランカからのボートピープル(難民)急増の対応策です。
ボートピープルはオーストラリアの隣国であるインドネシアやフィリピンから仲介者を通してやってくるのですが、使用されるボートの中には廃船寸前のような船があり、実際に航海中に沈没したり、船が火災を起こして死者が出るケースもあります。
無事オーストラリアに到着しても、detention センターと呼ばれる拘留所で審査を受け、難民と認められて初めてオーストラリア滞在のビザが取得できます。そうでない場合は強制送還になります。またその審査に数年以上かかるケースがあるとのことです。ボートピープルにとってオーストラリアへの道は長く険しいと言わざるをえません。