現地視察2008
大学では数学専修、小沢ゼミに所属しております。
結び目理論をやっていますが、これなかなか難しいです。
僕の頭の中が、複雑にこんがらがっています代表の栗原です。
今年のタイ・カンボジアの現地視察についてかきます。
現地視察の細かいことは自分のブログにも書いたのでよかったら読んでみて下さい。
http://kankurihara.blog60.fc2.com/
タイまで日本から飛行機で行くと、成田バンコク間が6時間。
空港までの移動や様々な手続きなど含めたら、丸一日かけた移動です。
これが一つのタイと日本の距離です。
タイまで自分の頭の中から想像力で行くと、1秒もかかりません。
それがもう一つのタイと日本の距離だと思います。
いろいろなことで想像力が大切なことだと感じています。
「地球の真裏で起きている問題も自分自身の問題」
僕がそう思い、心の底で突き動かされているのはサッカーをやっていた経験、サッカーを愛する心が大きく影響しているのかと思います。
ボール一つで楽しめるサッカーは世界のいろんなところで人々から愛される。
自分と同じようにサッカーを楽しむ人が世界中に沢山いる。
そう考えると、そこで起きている問題に無関心でいられなくなります。
地雷が埋まっていてサッカーが出来ない状況はほっとけないです。単純に。
GLOBE PROJECTとして活動をしてもうすぐ2年。
意識してきませんでしたがこういった想いが入る前から根底にあり今も続いている気がします。
そして日本にいながら、物理的に遠く離れた地を考えることが出来るのは人間の想像力を使ってこそ可能なのだと思います。
目に見えないものを想う力が大切であることを現地視察でまた感じました。
例えば、地雷が埋まっている場所を目の前で見れても、
見た目には日本の森と何も変わらない場所です。
そこで20年30年まえに内戦があって、
それが終わってからも地雷の被害にあって、
これから先も地雷がある限り被害に遭う人が出てくるかもしれない。
そのことをどれだけ自分は想うことが出来て、どういうことが出来るのか、現地に行く前から今も尚考え続けていることです。
想像力は空間も時間も超えて、様々なところにいける可能性があると想います。
今回は3度目の現地視察でまた新たにいろいろなことを経験させてもらい分かったこともありました。
ここでいう分かったとは想像力に知識が乗っかる状態のことです。
想像力がよりリアリティを持った状態です。
今回現地に行って自分の目で見れたことにより、
自分の想像がより鮮明に、そしてより細部にまで行くようになりました。
本当に地雷問題を解決するためには日本にいるもっと多くの人の想像力が必要だと思ってます。(例えば多くの人が、自分たちと何も変わらぬ人たちの日常にはサッカーもあるが、地雷もある。これを自分にひきつけた上でものを考えること)
多くの人の目が現地に行くことにより、そして多くの人の想像力が現地に行くことにより、変わる現実がきっとあると思ってます。
その想像力に少しでもリアリティを持たせるためのサポートを、
サッカーを通してこれからも行いたいと思ってます。
それが自分の使命だとこの旅で思いました。
遠くの問題じゃないと思います。
目に見えないものでも想いつづけて、
少しでも良い世界へと持っていこうとするとが大切だと思います。
サッカーは少し先の世界を創造するスポーツです。仲間と一緒に。
(「サッカーは、芸術・創造・勇気120%の力!!』)
多くの方の「おかげさん」で今回も現地で無事視察をしてくることが出来ました。
日本でもタイでもカンボジアでも多くの人に良くしていただきました。
本当に皆様に心から感謝します。
どうも有難う御座いました。
現地での細かなことは、只今視察報告書を作成しています。
出来次第また皆様にご報告させていただきたいと思います。
これからもどうぞ、宜しくお願いいたします。
栗原 寛