秋といえば
こんにちは。
ブログ初投稿の神谷です。
GLOBEじゃ将軍て呼ばれてます。
何でそんなあだ名かって?
いろいろあったんですよ、あんまり嬉しくない歴史がね・・・
さて、今回のテーマは「秋といえば」
秋といえば、スポーツの秋
ひねりもなにもないんで逆に驚いたかもしれないですけど、やっぱりこれですね。
巨人が負けたぜ、この野郎!
また阪神が首位だ!!
でも次はまた阪神戦、甲子園で叩いて、また並んでやるからな!!!
今年は久々にこの時期のプロ野球を見るのが面白いです。
CSはなんだかんだ言っても成功といっていいんじゃないかな。
野球ネタを書きましたが、本題はここから。
秋のスポーツというと、自分の中で1番に来るのはラグビーです。
僕は高校でラグビーをはじめ、大学でもGLOBEに入るまでサークルでやっていました。
この時期になると、シーズンがはじまり、いよいよだなという気になります。
海外から大物がやってきて、年々レベルアップしてる社会人や、母校の活躍が気になる大学など、
楽しみにはことかきません。
大学生活で、秩父宮ラグビー場には3,40回は行ってます。
今年も、1人でも多くの人にラグビーの面白さを伝えたいです。
ところで、ラグビーの起源について知ってる人はいるでしょうか?
「あれだろ、サッカーの試合中いきなりボール持って走り出したのが最初だろ。」
と思ってる人が多いでしょう。
しかしこれは半分正解というところです。
1823年、イギリスのパブリックスクール(上流階級の人間がかようエリート養成の学校)のラグビー校でエリス少年がフットボールの試合中、ボールを持って走り出したのがラグビーの起源という”伝説”ですが、
当時、フットボールには統一のルールがありませんでした。
それぞれの学校によってルールが違い、手でボールを持ってもいい、一切扱ってはいけないなど、
バラバラだったのです。
ラグビー校では「ボールを手で持つこと」はOKだったのです。
ただ、ボールを持って走ることは禁止で、エリス少年はこれを違反したのです。
ちなみにボール持って走り出したのはエリス少年が最初というのも、怪しいところがあります。
ではなぜ彼の名が有名になったのでしょうか。
1863年、フットボールの統一ルールを作ろうという動きが起こり、各学校の代表者が集まり、
会議を開きました。
しかし、ボールを手で扱うことを要求したラグビー校を中心としたグループは、現在のようなルールに反発。
これによってサッカーとラグビーは、別のスポーツに分裂することになりました。
その後、ラグビーはラグビーで独自の発展していきます。
しかし19世紀の終わりごろ、プロ化の問題が起こってきます。
それまでラグビー界の中心は、上流階級の人間でした。
しかし、プロ選手の登場によって、労働階級のチームが勝つようになります。
そこで、ラグビー協会は、ラグビーによって金銭を得ることを一切禁止し、自分たちに有利な環境を作ろうとします。
これに反発した北部のラグビーチームはラグビー協会を離脱。リーグ・ラグビーという新しい団体を作ります。
このリーグラグビーは、現在では元のラグビーとはかなり違うルールを採用しており、
オーストラリアやイングランドの1部では非常に人気のあるスポーツになっています。
で、元々のラグビー、ユニオンラグビー側は、自分たちこそ正式なラグビーだと主張します。
その理由の1つとして使われたのが、エリス少年の伝説です。
ラグビーとは、我々上流階級の人間によって生まれたスポーツであるということをアピールするために、
エリス少年の話をことさら強調して使った。
むろん記録に残っている、最初のボールを持って走った人がエリス少年だというのは事実なのですが、
そうした思惑があったのも事実だそうです。
なんか長々と話をしましたが、僕は大学でこういうスポーツと歴史・文化の関係性をゼミで勉強しています。
なんでこのスポーツのルールはこうなったのか、なんでリーグの構造はこうなってるのか。
それには各国の歴史、文化、国民性が大きく影響してきます。
特にラグビー、サッカーはそれが顕著です。
スポーツ見てて、疑問に思うことがあったら、そうした観点からちょっと調べてみてください。
その疑問が解けると、もっとそのスポーツが好きになりますよ。
なんか秋からだいぶ離れた内容になってしまいましたが、最初ということでご容赦を。
それではまた~。