そう、ちなつは思い出していた。



3年前のあの出来事を・・・



3年前もちなつは、動かない列車に悩まされていた。

ただ、季節は今とは違う8月の真夏。



8月の、しかもくそ暑い日に止まる列車の中で過ごすのは最悪である。


たったの2~3分が20分にも30分にも感じられる。

待っている間に汗がダラダラ流れてきて、かばんにハンカチをしまう時間もないほどだ。

しかも周りは中年のおっさんばかり。。。



(ちなつ)『ああ、私は今この瞬間、ほんとに最悪な時間をすごしてるわ。

      クライアントとの商談に遅れそうだし、汗はかくし、おまけになんだか臭いし!』



と心の中でつぶやいているうちに、列車は動き出した。

しかし、、、



ちなつ:『ギャッ!痛~い!』



ちなつは誰かに足を思い切り踏まれてしまった。



さっきまでの停車時間に怒りの沸点が上がっていたので、自分の足を踏んだ人間を鬼の形相でにらんだ。


しかし、次の瞬間、ちなつは目を丸くして驚いた!



なんとそこには・・・・・!

(つづく)