「あの人は我の強い人だね」
「あの人って自己中心的だよね」
「我を手放そう」
「自己責任でお願いします」
なんていう言葉を一度は耳にされたことはないでしょうか。

そこで今回は
自分に対する「我」と「己」。
「自我」と「自己」の違いについてコーチングの観点からお話したいと思います☝️😊

「自我」とは
欲望を追求しようとする心の中の衝動と規範に従う厳格さとの間でバランスを取るもの。と言われており、
「自己」は二つ意味があり、
一つ目は、他者との関係。
様々な他人との関わりの中で形成されていくものであること。
二つ目は、自分自身との関係。
自己の持っている性質が、それ自身に言及し、また働きかけるものであること。
とされています。

つまり
「自我」は、欲望を追求しようとする心の中。
「自己」は、自分と他人の違いを認識する。
分かりやすくすると、このような解釈が出来ると考えられます。

では、どのようにこの「自我」と「自己」は形成されるのか🤔


「自我」とは、社会や親、先生や指導者、または友人などから作られたものであり、
「自己」関係性の中から出てくるものとして形成されます。
多くの人は、この「自我」を「自己」と思っていて、同一化していることで困ったり、悩んだりしていることがあるのです。

コーチングでは
「自己能力の自己評価」というフレーズがでてきます。
その為、「自己」と思っていることが「自我」と同一の状態になってしまうと、本来の自分ではない、偽の自分を高めてしまうことになってしまうので違和感を覚えると思います。その為この「自己」に対しての意味をより理解していく必要があるのですね☝️😊


「自己能力の自己評価」をもう少し具体化すると


「他人との違いを認識している本来の自分の能力」の「他人と比較しない自身が認識している評価」を高めていく。と、訳すことができます。


「自己」を認識することは「自我」を包摂する状態であり、「自我」を否定することではないのです。「自我」を知ることで「自己」を知る。というようにコーチングをする際にも、この関係性が重要なのです。

こういったことからも
この「自我」と「自己」の違いを認識することでより自分らしい生き方や目的を見つけることができるのですね。