近頃は、人工知能(AI)機能があるよと宣伝している商品は非常に多くなっている。「歯ブラシも冷蔵庫もAIを使ってんの?」と思ったことがあるだろう。

この「AIは一体どんなもんか?」シリーズで、テーマ投資としてAIに関して知るべきことをすべてお伝えしたいと思います。

 

今回は第2回。前回の記事はこちら

第5次産業革命を推進

ビッグデータとAIはIT主導の第5波の生産性向上を推進と予想されている。IDCによると、ソフト、ハードウェアとサービスの売上高を含めAI市場の世界収益は2026年までに9000億ドルに上昇。

 

 

なぜAIが必要なのかというと、データ量が2-3年ごとに倍になるので、指数関数的に増加しているデータの分析と解釈のため、AIを使わなければならないのだ。データが増加しているだけではなく、複雑になっている。

 

データ量の増加とともに、テラバイト(TB)やギガバイト(GB)ではなく、ヨタバイト(YB)= 1024バイトやクエタバイト(QB)= 1030バイトという単位を使うようになるだろう。

1分ごとに生成されるデータ

 

知ってた?

私たちは毎日2.5百京バイトのデータを生成している。

5Gネットワークでネットでのデータをダウンロードとしたら、83万8000年間かかる。

 

AIの影響

PwCの研究によると、AIを活用して製造業と運輸業に生産性向上により、世界GDPは2018年から2030年まで最大14%成長する。中国と米国は最大の恩恵を受けると予想。

 

AIを通じて:

  • 人間の能力を増強できる
  • 反復的な仕事をなくせる
  • 新しい商品とサービスを開発できる
  • イノベーションと生産性を推進できる
  • 消費者の好みをより効率的に見つけられる
  • 商品のパーソナライゼーションができるようになれる
  • 時間を節約できる
ただ:
  • AIを導入するためには、色々なコストが生じる
  • AIは労働者に取って代わることにより、労働市場と消費力に悪影響をもたらすかもしれない
 
今回は以上になります。次回は機械学習、ディープラーニングと大規模言語モデルについてです。