投資銀行2社がアップルの目標株価の引き下げに相次いで、アメリカ合衆国司法省は独占禁止法違反でアップルを提訴することが考えられると、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は6日深夜に報じた。
NYTは3人の関係筋の話として、アメリカ合衆国司法省が行っているアップルのiPhone(アイフォーン)の優位を守るために取った戦略についての審査は結末の部分になっていると伝えた 。
これはアップルのデバイスを見捨てる難しさと、同社との競争はさらに難しくなることを中心とする調査だと、関係者が語った。
市場を独占したい企業はちっとも珍しくないとはいえ、アップル以外のデバイスを使っている人にiPhoneやApple Watch(アップルウォッチ)などを使わせることは簡単ではない。
アップルの懸念点
総売上の約52%を占めるiPhoneの販売台数の伸びへの懸念や、中国市場における景気減速にともなう需要の低迷は、アップルの懸念点だと、投資銀行大手パイパー・サンドラーが4日にリポートで書いた。
同社はさらにアップルの投資判断をオーバーウエイトからニュートラルに引き下げ、目標株価を220ドルから205ドルに引き下げた。
バークレイズも2日にアップルの評価を中立からアンダーウエイトに引き下げ、目標株価は1ドル減の160ドルになった。
革新的な機能がなければ、新規ユーザーを獲得できないと私は思う。特に中国やインドの市場では、格安は何よりだ。
LSEGによると、2024年の営業年度にかけて、アナリストはアップルの売り上げが3・5%成長と予想している。目標株価の平均値は199・57ドル。
アップルの株価は0・4%安の181・18ドルで終了。今週6%安。時価総額は2024年入り1600億ドル超え減少した。