現在、ドバイのエミレーツ航空に就職し、エアバスのフライトアテンダントとして働いている山田啓太さんの、留学&就活 体験談インタビュー 第4回です!
第1回: 「フライトアテンダントの仕事について」
第2回: 「エミレーツ航空の就職活動」
第3回: 「OPTと大学での勉強」
第4回 「学業以外の大学生活と専攻の授業について」
山田さん(前列左から3人目)
大学中に、学業以外になにかスポーツとか活動は行いましたか?
僕はサッカーをするんですよ。 僕がリーダーになって、大学のサッカークラブを作りました。 自分たちでチームを作って、練習試合を組んだり、トーナメントに参加したり。 大学内では、サッカーに限らず色々とクラブがあるので誰でもそういうのに参加できるので、学業プラスアルファの活動を行えますね。
サッカークラブをを運営するために資金を集めないといけないんですね。 そのときに、カフェテリアのシェフとすごく仲良くて、そのシェフがすごく本を読む人で古本を寄付してくれたんですよ。 で、それを売って、ファンドレイジングでお金を貯めました。 たまたまその時にハイチの大地震が起きたんですけど、集めた資金の30%を募金したりもしてましたね。 学業以外に、募金活動したり、サッカークラブを運営したのは楽しかったですね。
じゃあ、勉強は大変だったでしょ?
Maryville College は、卒論と卒業試験の両方を受けないと卒業できないアメリカで唯一の大学なんですよね。卒論を書き上げて卒業試験もパスしないと卒業できないのは、昔ハーバード大学がやってたみたいなんですが、今は、メリービルだけですね。
アメリカの大学生は、基本的には卒論は書かないですよね?
卒論は修士(大学院)では書きますけど、4年間の学部課程では普通書かないですね。でも書かされました(笑) メチャ大変でした(笑) 卒業試験も1年生から学んだ心理学の内容が全て出るんですよ!
それはめっちゃ大変ですね。
だから、机の横に1年生から使ってきたテキストをバ~っと全部並べて、一から復習しました。
専攻を心理学にすると、1年生から心理学の授業を取るんですか?
とれますけど、僕は採らなかったです。 メリービルカレッジはリベラルアーツカレッジなんで、例えば、歴史とかアートとか英語のクラスとかを最初にとってました。 2年・3年次から徐々に心理学のクラスを増やしていきましたね。
山田さんはメリービルカレッジなので、留学前に十分なTOEFLスコアを取っていったんですか。
えっと、TOEFLは530点だったかな。そんなもんですけどね(笑)
いきなり大学の学部課程の授業って不安じゃないですか?
最初にいったときは不安でしたね(笑)。 だから、最初は数学のクラスとかとってました。 まだ、内容がわかるんで。 でも、歴史とかの内容は無理です(笑) 読めない。 だから、最初は理系とか、読む量が多くないクラスや、書く量が多くないクラスをとることをオススメしますね。(35:00)
山田さんが心理学を専攻したのは3年生から?
一応最初から心理学専攻だったんですけど、心理学のクラスを中心にとり始めたのは、3年生くらいからですね。
専攻の授業になると勉強はさらに大変になりますか?
4年目は、ほぼマックスの18単位をとってたんですね。 全部心理学だったんですけど、すごく楽しめました。本当に楽しくて、4年目はとくにそう感じました。
そうなんだ。奨学金プログラムで留学している人は、「高校生のときは勉強が嫌いだったのに、アメリカに行ってから勉強が楽しくなりました」って言ってくれる人が多いんですが、どうしてですかね?
何ですかね? 授業とかすごく積極的になれるんですよ。 授業スタイルが面白いんですよね。 生徒も少なくてクラスで好きな意見を話せるし、4年目となるとそれなりに知識も増えて来るんで深い議論もできるんですよね。後は、やっぱり好きな内容だからじゃないですかね。 だから、勉強しなくても成績は全部Aでした。 授業だけで頭にも入ってきたので、テストも問題なくできて、日本みたいに詰め込みでやるよりも、本当に授業を楽しんで、プラス本当に学んだことが身に付いて、それが結果的に成績でも現れてました。
授業にはアメリカ人以外にも色んな国の人が参加してましたか?
うちの大学は結構留学生がいて、アジアでは、中国・韓国・タイ、 ヨーロッパだとフランス・イギリス・ドイツ、あとロシア、アフリカの学生もいましたね。
国が異なると考え方が違いますか?
はい、それが楽しいんですよね。
ちなみに、アメリカではどのくらい勉強してましたか?
課題が結構多くて、最低2時間は勉強してますね。 少なくとも2時間はしないと終えられないです。課題は「教科書読んでこ~い」とか「エッセイ書いてこ~い」というのがありますけど、学期前にシラバスが配られますよね。シラバスには、“今日の宿題はコレ”と書いてあるので計画的にできますし、テストも日程が分かってるんで、それに合わせて勉強できますね。 テスト前は、かなり勉強してました。 ほぼ徹夜ですね、ほんと。 あんまり僕はその・・・計画的にやれてなくて(笑) 短い期間に、短い苦労でやってました(笑) みんなはわりと長いスパンでやってましたけど、僕は試験二日前くらいからダ~って集中して行ってましたね。
大学生の内にどのくらいの本を読むんですか?
本は、結構読みますよ。授業のテキストと別に追加教材も読まされるんですよ。 本当にかなり読むし、かなり書きます。 本を読んで、そこに自分の考えを足して、かなり書きます。卒論のときはかなり読んで書きましたよ。 卒論だけで、30~40冊は読みました。 深く考えて深く書かないといけないので、英語だけじゃなくて日本の本も読みました。
成績の評価は普段の授業も大切ですよね?
そうですね。 出席率がまず大事です。 欠席は3回までは許されますが、4回目からは成績が下がります。あとは、授業中の態度も評価に含まれますね。普段の課題とかテストとかも大事ですね。 ただ、大きなウェイトを締めるのが、大きい三つのテストであったり、最後の課題だったりします。 なので、そういうところも力をいれないとだめですね。
いよいよ次回は、インタビュー最終回です。留学してよかったこと、これから留学する方へのアドバイスが満載です!お楽しみにヾ(@^▽^@)ノ