こんにちは!
GSAスタッフのMiruです!
子供たちは、小学校に入学すると授業で本格的に算数を勉強するようになります。
「1+2=3」「8−2=5」などの簡単な計算から始まり、少しずつ桁数が増えた計算もできるようになりますよね。
そしてほとんどの子供が、このような足し算引き算の問題を指を使って考えます。
算数のテスト中は、クラスの生徒全員が指を一生懸命動かして必死に考えているのを見ていると、なんだか可愛らしく微笑ましくなってしまうものです。笑
ところが、指を使って計算する「クセ」というのは、小学校2年生、3年生になっても残る生徒は少なくありません。
計算が難しくなってきているのに、ゆびを使って計算することをなかなかやめない子供を見て、「指を使って計算するのはやめなさい」「頭の中で考えなさい」と助言したことはありませんか?
指を使って計算する様子というのはあまり賢そうには見えませんし、頭の中で計算する方が今後のためにも良いと考えてしまうと思います。
しかしながら指を使って計算することは、非常に良い脳内ネットワークの強化に繋がるチャンスでもあるんです。
スタンフォード大学のジョー・ボラー教授は、指を使うことの神経学的利点と、それが高度な数学的思考にどのように貢献するかという論文を出しています。
その一部をご紹介いたします。
Stopping students from using their fingers when they count could, according to the new brain research, be akin to halting their mathematical development. Fingers are probably one of our most useful visual aids, and the finger area of our brain is used well into adulthood. The need for and importance of finger perception could even be the reason that pianists, and other musicians, often display higher mathematical understanding than people who don’t learn a musical instrument.
訳:
新しい脳の研究によると、生徒が数えるときに指を使うのを止めることは、数学的発達を止めることに似ています。指は私たちにとって、脳内で行う計算などを視覚的に補助してくれるもっとも有用な器官です。そして指先を司る脳の活動領域は、成人になってもよく使われています。この指の知覚の必要性と重要性は、ピアニストやミュージシャンが、日常的に楽器を使い指を動かさない人に比べて高い数学的理解能力がある理由でもあります。
指を使って計算するのを否定したり無理やりやめさせるというのは、数学の苦手意識を生み出してしまう原因にもなり得ます。
また、数学に対する不安や苦手意識というのは、数学を勉強する妨げになってしまうことも科学的に実証されています。
よって、子供が指で計算することはやめさせるべきではありません。
指を使って計算させることで、脳内活動がより活発にさせるチャンスです!
時間がかかっても自分の力で解いて正解した時の喜びをなんども得ることで、数学に対する苦手意識をあまり持たないまま勉強を続けられるというのがベストですね。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
英語を学ぶのではなく、”英語で”学ぶオンラインスクール
↓↓↓ウェブサイトはこちらよりご覧ください↓↓↓