高校からは国際バカロレア!と決めたヨーロッパの小国アンドラの大きな挑戦。 | オンライン・インターGSAのグローバル/英語教育ブログ

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こんにちは。

GSAスタッフのKeiです。

 

突然ですがみなさんはアンドラ公国をご存知ですか?

 

おそらくですが多くのみなさんはご存知ないと思います。

 

今回はフランスとスペインの国境にもなっているピレネー山脈に小さな国、アンドラ公国の教育についてです。

 

アンドラ政府は、高校で学ぶカリキュラムを国際バカロレアにすることを決めました。小さな国の大きな挑戦。アンドラ公国の決断は、同国の未来にどのように影響するのでしょうか?

 

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【ヨーロッパの小国の大きな国際教育の挑戦】

フランスとスペインの国境にもなっているピレネー山脈。
そのピレネー山脈の真ん中に小さな国があります

わずか23区ほどの面積に7万人が住むアンドラ公国です。

引用:Googleマップ 編集部が作図

 

 

ヨーロッパの小さな国であるアンドラ公国は、国際教育で、大きな挑戦をすることになりました。

国際バカロレア機構によるとアンドラ政府は、国家カリキュラムをIBで補完することに決めました。
「補完すること」とはどのようなことでしょうか。

この「補完」に国際バカロレアと小さな国の教育とのシナジー効果が見えて来ます。

 

校舎を見学するアンドラの子供たち。

 

 

 

【国際バカロレア機構によるとアンドラ政府は】

Government of Andorra chooses IB to complement national curriculum
(編集部訳:アンドラ政府は、IBで国家カリキュラムを補完する)

  出典: http://ibo.org

 

出典: https://www.facebook.com

 

 

ポルトガル国旗を掲げるアンドラの子供たち。

アンドラ政府は、大きな決断をしました。
それが高校から国際バカロレアにしてしまう、という決断です。

教育はその国の人材を育てるため、通常「国家カリキュラム」に従い学ぶのが普通です。

日本では、文部科学省の学習指導要領。アメリカはコモン・コア、イギリスはキーステージなどが代表的です。

しかし、アンドラ政府は、国際バカロレアのカリキュラムを導入することにしたのです。

 

 

 

【アンドラがIBを導入。その背景とは?】

アンドラ公国は、フランスとスペインの真ん中にある人口7万人の国です。
言語は、カタルニア語とスペイン語、ポルトガル語,フランス語が主な言語です。

アンドラ公国にある大学は、アンドラ大学のみ。

 

2万人が住むアンドラで最も大きい都市Andorra la Vella。

 

多くのアンドラ国民は、スペインやフランスの大学など海外に進学しています。

アンドラ政府は、2016年1月からスペインの公立高校で国際バカロレアのDPが成功をしていることなどを例にし、分析を進めました。

そこで、アンゴラ公国は、同国の前期中等教育である” PERMSEA”から論理的にDPまたはCPで学ぶことで世界の大学に進学できる準備ができる体制ができる、と考えたようです。

 

 

【第1期生は、2021年に卒業します。】

自国民がグローバルに進学するためには世界の大学の志願資格となる「国際バカロレアが便利」と判断したアンドラ。アンドラ公国の決断は、スペイン、フランスに挟まれる小さな国だからこそできる教育の変化かもしれません。

 

議会もコンパクト。

 

同国のカリキュラムで学び、前期中等教育を国際バカロレアで学ぶ生徒が卒業するのは、2021年を予定しています。

小さな国の大きな国際教育の挑戦。

隣国スペインのカタルーニャ地方が独立しようという動きがある中で、アンドラ公国の動きは、教育の新たな展開として参考になりそうです。

 

アンドラは、渓谷が有名です。

 

 

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以上、いかがでしたでしょうか?

アンドラ公国の挑戦、興味深いですね。

 

その教育もさることながら、私は美しい景観を見に訪れてみたいと思いました!

 

GSA Kei

 

 

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