日本語能力=仕事の能力ではない!★日本語能力試験について
外国人の採用支援企業、グローバルパワー GHR事業部です。
14日(日)は、各地で、英語能力検定のTOEICテスト試験が開催される様ですね。
ブログ担当の この私も、実ははじめてのTOEICテストを受けてきます!
自信のほどは・・・ 聞かないでください。
外国人の方の採用支援をやっている㈱グローバルパワーです!
と名刺交換をさせていただくと、だいたいの方が、
・英語が出来る人なのだろう
・ちょっと中国語もできたりするのだろうなぁ
という素敵な想像を勝手にされることが多いのですが・・・
残念ながら、私はできません。
出来なくても一応お仕事は出来るのです。
(出来た方がもちろん良いですけどね)
なぜなら、グローバルパワーに登録頂ける
外国人・留学生は、みなさん日本語で会話が出来るから
不自由しないのですっっ。
あとは、外資系企業や技術系などの一部除き、
日本企業さんは、日本語が出来る外国人ではないと、
まだまだ採用はして頂けない時代ですのでね・・・・
さて、さて、グローバルな時代になったとともに、
日本の学生さんやビジネスマンはTOEICやTOFLEを、
必死で勉強している方も多いかと思います。
逆に逆に、外国人の日本語能力を判断するテストってあるんですか??
ということで、今回はお話したいと思います。
外国人の採用・面接ご担当者様は、是非、一読くださいませ~
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もっともメジャーなのがこちら
(JLPT:Japanese Language Proficiency Test)
日本語を母語としない人の日本語の能力を測定し認定する試験として1984年に開始。
2011年の受験者数は全世界で61万人で世界最大規模の日本語試験。
残念ながら、日本語を母語とする日本人は受験できません~。
【点数・認定方法】
※~2009年までに受験された方---------------
1級~~4級 400点満点
(レベル: 高←→低)
1級 合格率40.7%
2級
3級
※2010年以降に受験された方---------------
N1~~N5 180点満点
(レベル: 高←→低)
N1
幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
・さまざまな話題の内容に深みのある読み物を読んで、
話の流れや詳細な表現意図を理解することができる
・幅広い場面において自然なスピードの、まとまり
N2
日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、
より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
・幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、
平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで文章の内容を理解することができる。
・ 一般的な話題に関する読み物を読んで、話の流れや表現意図を理解することができる。
・日常的な場面に加えて幅広い場面で、自然に近いスピードの、
まとまりのある会話やニュースを聞いて、話の流れや内容、登場人物の関係を理解したり、
N3
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■新旧比較表はこちらをご覧ください。
http://www.jlpt.jp/about/pdf/comparison01.pdf
あくまでも個人的な感覚&人による のですが
・3級/N3 は、来日して間もない日本語学校生など 会話が難しい
・2級/N2 は、なんとか会話ができるレベル
・1級/N1 は、普通に会話ができる、自分の意見が不自由なく伝えることができる
という感じでしょうか。
というように、日本企業の採用担当者様は、外国人の方の会話能力を、
日本語能力試験の結果で、ある程度判断して頂く事が可能です。
た・だ・し!!!!
この試験も、英検やTOEICと同じく
点数が良い、1級./N1を取得している=日本語の会話が上手に出来る
とは限りません。
こちらも、あくまでも傾向なので一概には言えませんが
日本語能力試験は、漢字ができるかどうか?でかなり点数が
変わってきますので、
・漢字圏である中国・韓国・台湾・香港・華僑系 ⇒ 1級/N1の取得率は高い
・非漢字圏である、欧米・東南 中央 南アジア・アフリカ ⇒1級/N1の取得は困難
このような傾向があります。
したがって、非漢字圏出身の方は、1級/N1を取得していなくても
日本語でのコミュニケーションが上手く、流暢に会話ができる方も多いので
特に、非漢字圏の方は、直接お会いになって判断していただく事をお勧め致します。
その他、JLPTの他に活用されている試験はこちら
こちらは、ビジネスコミュニケーション能力を測るテストで800点満点
J1~J5で評価 (J1 高←→低 J5)
グローバルパワーは、外国人の人材派遣・紹介サービスをはじめて
今年で9年目になるのですが
外国人採用に、慣れていらっしゃらない企業様ほど、
日本語能力=本人の仕事能力
だと、錯覚される担当者様が多いなぁという印象を受けます。
日本語能力≠本人の仕事能力
では、ありません。
もちろん、日本語能力が高い方が、文化の理解度も高く、
仕事の理解力も高まり、コミュニケーションもスムーズになりますので、
語学力が高いに越した事はないのですが、
日本語能力だけにとらわれてしまうと、
本当に大事なことを見落としてしまう危険があります。
・本人のやる気、情熱
・仕事に取り組む姿勢
・考え方、思考力
・学び力、向上心
・経験、問題解決能力
・行動力、リーダーシップ
・目標、夢、達成への意欲
・協調性、相手への配慮
日本人の採用面接では、各企業、重視している
絶対にはずせない要素がいくつかありますよね?
日本語レベルは、これからいくらでも上げる事が出来る事です。
日本語能力だけにとらわれずに、ぜひ外国人本人の能力や考え方などに
注目していただければと思います。
では!
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