母は、ありとあらゆる健康番組を観て実践する健康オタク。

折角、上海に有名な漢方医のお医者様がいらっしゃるということで、親子で漢方医に診てもらいました。


診察場所は、先生の御宅へ。

先生は大御所のような貫禄を漂わせながらも、とても暖かく歓迎してくれました。


まず、母が先に見てもらったのですが、なんと手相、脈、耳の穴を見るだけで、今まで母が患った病気から、性格まで言い当ててしまったのです。 あまりにも正確に母の性格までを言い当てるので、母は「先生は、なにか透視能力をお持ちなんですか?!」と言う始末。


はたからみていると、確かに占いみたいけれども、よくよく聞いていると、やはりその人の気質と病気ってとても深いものがあるんだな~と初めて知りました。 何事も中庸が一番。 何かが突出してして生きていると、やはり身体の何処かのバランスが崩れ、病気になるのだと思います。


でも一番びっくりしたのは、その先生がとても言葉を厳選し、大事に使っている事でした。 本人にとって、知る必要なことだけを、全てポジティブに、仰る姿を見て、とても教養のある方だと思い、わたしもいつかは先生みたいなコミュニケーション能力を身につけたいと思いました。


結局、母は日頃の健康オタクぶりが効いてか、まったく問題ないとのこと。 親のお付きで、ついでに診てもらった私は、いきなり「アヤ~!!! これは薬飲む必要あるね!!!」と叫ばれてしまいました。 落ち込むほど、あちらこちら、身体の問題を指摘され、今後毎月一回は来て下さいと言われてしまいました。 


特に肝機能が弱っているらしく、激しい運動は絶対にダメとまで言われ、運動するなら軽いヨガがウォーキングだけとの事。 4月に黄山に登った時、とても辛くって、体力のなさに落ち込んだけど、原因は肝臓だったのかと判り、なんとなんくすっきり。 あれほど、必要最低限のこと以外話さない先生が、ここまで言うなんて、きっと私の肝機能はかなり弱っていたのね。


とりあえず、しばらく上海で漢方医通いが確定してしまったパンダでした。