日本は外国人のテーマパークになりつつある。10年前には外国人がいなくてもなりつつ経済力があったが、

近年ではインバウンド頼りも一つのモデルになりつつある。

 

観光客インバウンド頼りは、国が他に売るべきものがなくなった貧しさの証明だ。

いわば、個人で例えるならば、稼げなくなり、自宅の空き部屋を間貸しせざるおえないのと同じだ。

 

観光客頼みの国家モデルは危険:

・日本のような災害国は、いつでも観光客が去る恐れがある。

・日本の固有文化の安売り、また地域がチープ化する。

・日本のような狭い都市に大量に観光客が集まると観光公害。

⇒フランスやイタリア、スペインの主要観光都市では環境問題、住民との対立デモ

・観光業を続けるために大量の労働力に頼らざるおえなく移民が増える。

⇒欧米諸国は以前労働力ほしさに大量移民を受け入れ、いまはそれが大問題になっている。

・インバウンド頼りは外国人をエンドレスに呼びこまないとならない。現在の日本のエンドレスな労働時間と安売り競争よりもひどい

観光公害の事例:

【フランス】
南仏やモンサンミッシェルなど80%の観光客が国の20%のエリアに集中

⇒フランスは、値上げや観光客を分散する対策を模索中

 

【スペイン】
バルセロナ市やマヨルカ島では住民によるデモがあいつぐ

【イタリア】
ヴェネチアなどは住民がうんざりして疲弊。住民のスペースがなくなり、民泊やホテルばかり
⇒入場料徴収 観光公害対策で試験導入

 

今後日本の進むべき方向:

①インバウンドに頼りでなく、本来の工業国や半導体、IT産業を育成

②観光客から入域量や入場料を徴収。観光客は見たい場所があれば来るし、一旦高い旅費を支払ったのだから必ず入域量を支払う(京都、沖縄、白川郷、ニセコなど)

③神社などは、外国人からは入場料を徴収する。日本人は無料。

⇒ヨーロッパ各地、あるいはイタリアなどの教会では、EU市民やイタリア国籍の人は入場無料にしているが外国人からは徴収しているように。