金融危機の影響の拡大が深刻化しているというニュースが毎日報道されるようになってきました。
今朝のテレビ番組の中でも、いすずやキャノンの派遣労働者削減や、日本IBMの正社員リストラ
について触れており、日本人、外国人問わず、雇用問題が深刻化しています。

昨日設置した「みんなの声」メールには、早くもメールが届き始めており、今後沢山の声が集まって
きそうな感じです。

そんな中、今日も毎日新聞や中日新聞で、ブラジル人解雇の影響が子ども達にまで及んでいる
「ブラジル人学校閉鎖」というニュースが掲載されています。

ブラジル人などの外国人労働者の方は、

●派遣会社を通じての派遣労働者が多い

●住居も派遣会社が提供している場合も多い

●母国の教育を母語で受けることができるブラジル人学校(私立)に子どもを通わせている場合も多い

●ブラジル人学校は学校法人の許可がない所も多く、その場合は自治体などから一切補助等が
 受けられないため、月謝制で比較的高めにならざるを得ない。

という状況があります。

そのため、

雇用の喪失 ⇒ 住居の喪失 ⇒ 学費工面が困難化 ⇒ 子どもの不就学

という構図に陥りやすく、子どもが受ける影響は義務教育の年齢であっても深刻です。
また、言葉の壁により、日本の公立学校への転入が難しかったり、転入してもなじめず、
結果的に不登校になってしまうなどの問題も指摘されるところです。

--毎日新聞 2008年12月5日--------------------------------------------------------
ブラジル人学校:不況余波、悲しい別れ 年内で閉鎖 
親が失業、月謝払えず--浜松

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081205ddm012040004000c.html
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 外国人労働者が多い浜松市で12年の歴史を持つブラジル人学校「エスコーラ・プロフ・ベネジット」が、
12月末で閉鎖する。


 4日現在、同校には4歳から15歳の児童・生徒30人が通う。ほとんどのブラジル人学校と同じく無認可で、
国や自治体からの公的支援は受けておらず、生徒1人あたり約2万6000円の月謝で運営している。


 解雇される保護者が増えた9月ごろから月謝の滞納が多くなり、10月は深刻な赤字になった。

10月下旬、保護者に来年の予定を聞いたところ、半数の15人がブラジルに帰国予定か、学費が安い

公立学校への転入を考えていることが分かった。


 ベネジット・ビレラ・ガルシア校長(55)は「来年はもっと悪くなると予想できた。(ブラジルの)学年末を

迎える12月末で学校を閉めるのが子供たちに一番迷惑がかからない」と閉鎖を決断した。

 「子供たちに『なぜやめるの』と聞かれると、悲しくなる」。

肩を落とす校長自身も来年1月、ビルを売って家族とブラジルへ帰国するという。


(※この記事は、上記URLの 毎日新聞 2008年12月5日 の記事を、グロコンが一部編集して掲載しています。)

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