レッスン2:これだけ万能フレーズ3つ!

カフェでなくても、お店でもお客さんでも、
誰でも覚えておけば絶対に使える3フレーズをご紹介します。

□ "Hello"
□ "Please"
□ "Thank you"

どれもご存知のフレーズ。おそらく。
でも、それぞれに色んな状況で使う事ができるんです。
単体でも使えますが、文章のつなぎや冒頭、最後にいれる事で、
気の利いた一言になるんです。

それでは、レッスン2その①は、"Hello"の使い方をご紹介します。

お店にお客さんが入るや否や
「いらっしゃいませ」
というのは、特に欧米の文化にはないと思います。
辞書を調べると直訳で"Welcome"と出てくることもありますが、
お店に入ったとたん"Welcome!"と言われることはありません。
両手を広げて「あなたの事を待ってました!ようこそ!」みたいな感じがします。
でも「歓迎している」ということはすごく伝わります。

ホームステイ先の家族に初めて会う時、玄関先で
"Welcome to our home, come on in!" 
「うちへようこそ、入って!」
という状況では自然な表現です。

ちなみに、中国語圏では「歡迎光臨」Huānyíng guānglín
が日本語の「いらっしゃいませ」に該当します。
お店に入るとそう呼びかけられます。

さて、英語圏では、目が合ったら/目を合わせてから挨拶をします。

□ "Good morning" / "Good afternoon"(時間帯で言い換え、少し改まった印象にも)
□ "Hi"(少しくだけた印象にも)
□ "Hello"(万能)

下に、もう少し詳しい話をご説明しますが、読んでも難しいなと思ったら、
これだけ覚えていて下さい。
"Hello"
お客さんがあなたのお店に入ったら、目を合わせて、挨拶しましょう。

そしてここからは実践・応用編です。(さらりと読み流して下さい。)

飲食店ではこの後すぐに席に案内したり、メニューを見てもらう流れですが、
洋服屋さんや物販では会話の流れとして、挨拶に続いて大抵、何か一言続くものです。
□ "Hi, how's going?" / "Hello, how are you?" 

前者はアメリカ系、後者はイギリス系で、直訳すると、調子はどう?とか、元気ですか?
となりますが、誰も答えを求めて聞いている訳ではありません。これも挨拶の一部です。
会話をスタートさせる時に使うフレーズです。
日本で言う、「こんにちは。今日も暑いですね。」みたいなものです。
返事をするとしたら、
□ "I'm good(/fine) (, and you?)" 元気ですよ、あなたは?
すると続くのは、
□ "That's good." それはよかった。/"I'm good, thank you."私も元気です、 ありがとう。
など。ちょっとそんな会話をしてお客さんが質問し易くしたり。

その次に、続くフレーズをいくつか。
□ "How can I help you?" 何かお探しですか。
□ " Let me know if you need any help." 何かあればおっしゃって下さいね。
□ "Just letting you know that we have 20% off sale for all the items in store today." 
  ご参考までに、今日は店内の商品が全て20%オフです。

ちなみに、私たちのカフェの場合:
まずは、「いらっしゃいませ。」
誰にでもいらっしゃいませというようにしています。ここは日本ですから。。
日本語が通じなさそうなときは、その後すぐに"Hello"と続けています。
こちらから先に英語で話しかける事で、お客さんも安心して話すことができる空気をつくります。

余談:Helloが他にも使える状況
① 電話に出る時の「もしもし」
② 名前のわからない人の気を引く時
 (例:忘れ物をしたお客さんを追いかけて呼びとめる時など)
  Excuse me! すみません!と叫んでもいいけれど、Hello!ちょっと!という感じに。
③ かわいい赤ちゃんに話しかける時
  顔をみて、はっろぉお~。

是非、ご参考にしてみてください。

レッスン2:これだけ万能フレーズ3つ!
その①は、
「いらっしゃいませ」と"Hello"
でした。