著者 ガルブレイス
引き続き、ガルブレイス氏の著書を読んでみました。この本もアメリカを例にして、記述されています。著者は、「完璧な社会」ではなく、「実現可能な社会」を構想しているようです。
よい世の中は、
・価値ある人生を追求する機会を享受できること。
・決断を下す際には、個々のケースに関して社会的および経済的価値を充分に考慮する。
・収入を得る機会が十分にあること(経済的に乏しいと暴力行為が起きる危険性がある)。
・収入を得る方法には、社会から許容される質のよい金もうけと、社会を犠牲にして行われる質の悪い金もうけがある。
・教育は、経済的目的を達成するために重要な役割である。
この本の前半の部分で、よい世の中(各個人が価値ある人生を得る)は、各個人が金銭的に乏しくならないように、雇用の重大さを述べています。アメリカ人というわけか、日本人の建前である「金銭的な事をいうのは不謹慎という」感覚はなく、報酬をより広く享受するには、教育の機会を増やす以外にないと言いきっています。
教育は、自分の教養を高めるだけではなく、報酬をより広く享受する手段として、どうどうと活用してよさそうです。
