マレーシアに進出する日本企業として、以前イオンを記事の中で取り上げた。
(その時の記事はこちら→http://goo.gl/jRZoE8)
イオンは小売業としてマレーシアのハラル認証を取得し、プライベートブランドで巨大なイスラム市場(マレーシア、インドネシア、中東各国)へと拡大していこうとしているのだろう。
更には、フランスのカルフールを買収もしているので、その規模拡大のスピードは大きいものになっている。
ここ最近のマレーシアでの買収案件をインターネットで調べるだけでも、けっこうな数が出てくる。
主だったものでも、
・日立製作所は、マレーシアの金融ITソリューション企業eBworx Berhadを買収(株式の公開買い付け(TOB)で取得)
(2013年4月)
・伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は伊藤忠商事と共に、米IT大手「Computer Sciences Corporation(CSC)」の
シンガポールおよびマレーシア子会社を買収
(2013年2月21日)
・アサヒグループホールディングスは、マレーシアの清涼飲料2位ペルマニスをで買収
(2011年7月)
などがある。
そして先日、また新たな企業の進出があった。
それは、大垣共立銀行である。
大垣共立銀行は、マレーシア最大の商業銀行「メイバンク(Malayan Banking Berhad)」と2013年10月25日に業務提携覚書を締結したと発表した。
メイバンクはマレーシアでは第1位の銀行で、東南アジアでも第4位に入るほどの大きな銀行である。
大垣共立銀行をご存知の人がどれだけいるかは分からないが、岐阜県大垣市に本店を構える銀行であるが、顧客満足度の高い銀行として特に知られている。
(こちらも参照→http://goo.gl/gdYp7K)
僕がまだ日本に住んでいた時に、確かカンブリア宮殿という番組で特集されて初めて知ったように記憶している。
今回の提携によって、現地で融資を引けるようにしたり、預金口座を開設したりできるようになるとのこと。
岐阜県に拠点のある銀行ではあるが、その地域には海外への進出を狙う企業が多いということなのだろうか?
あるいは個人として多いのだろうか?
(ん~、でも県民1人あたりの所得は全国真ん中ほど。。。)
大手都市銀行でもなく、地方の銀行が海外に出て差別化を図ろうとするような動きが出てきて、こちらも今後に注目したいですね。