この国を出よ | 社内広報の発展と支援を”徹底的に”考えるブログです。寺西の仕事話も公開します

この国を出よ

こんばんは。

先日書店で興味深い本を見つけました。

大前研一さんとユニクロ柳井さんの共著。

「この国を出よ」


という本です。

この国を出よ/大前 研一

¥1,470
Amazon.co.jp

これはとても良い本でした。

以下気になったところです。



「バブルの痛手」より「自己保身」が日本の問題

「引きこもり」でも飢えずに生きていけるのは、日本が世界第2位
の経済大国という成功を収めたからです。貧困国に「引きこもり」
はいません

時代の変化に取り残されれば、昨日の勝者も、今日は敗者なのです



2008年度、日本は28年ぶりに貿易収支が赤字に転落。円高地獄にも
バブル崩壊にも耐えて積み上げてきた貿易黒字の賜物である外貨準
備高の伸びが、2005年を境に止まりました。この外貨準備高でも、
中国が日本を抜いて世界一の座に就いています

日本国内で作られる工業製品が国際競争力を失ってしまった



古今東西、競争のないところに進歩は生まれません。相対評価があ
るから自分の能力を客観的に把握することができ、優れた部分をさ
らに伸ばし、足りない部分を補おうと努力するのです

日本人は“自分に不都合な情報”に耳をふさいでいる

僕は、日本がアジアの“保養所”に成り下がるような気がします



日本がアメリカを道連れにクラッシュしたら、世界経済は間違いな
く崩壊します

ハイパーインフレに耐えられるのは、「金」や「不動産」「外国通
貨」などだけでしょう

市場は先取り先取りで敏感に動きます。米びつが4年後に空になる
とわかったら、今すぐ売り逃げようとするのが投資家心理です。す
でにヘッジファンドが、日本国債が暴落した時に儲かるような仕掛
けを準備し始めたという情報も流れています


僕は「税金」について国家も国民も、もっと真剣に考えるべきだと
思います。国家は使途を吟味し、国民はそれを監視する。そして、
借金を返すために、国全体が「稼ぐ力」をつけなければならない。
つまり、「稼ぐ」ことをもっと奨励するような政治、行政が今こそ
求められているのです

未来は現在よりも必ず良くなると信じて、必死になれ

自分は会社の歯車にすぎないと思っていれば、周囲もそうとしか見
てくれません。もっと自分自身の可能性に期待して、歯車以上の仕
事にチャレンジすればいい