【グローバルオススメ書籍】グローバル・イノベーション
- こんにちは。寺西です。
グローバル社内報で企画を考えていく際に、
どうしても必要となるものの一つが、グローバルの知識について
でしょう。
・今後自社はグローバル展開をどのように考えていく必要があるのか?
・海外の広報戦略はどのようなことを考えていけばいいのか?
などなど知識をつけていくことで企画を考える力が尽きますし
自社のグローバル戦略も理解できるようになります。
さて、そのためにはどのようなステップを踏んで
知識を付けていけばよいのでしょうか?
いくつかありますが大きくは2つだと考えています。
これは、グローバルの知識に限らずに何をするにしても情報収集する基本、
知識をインプットする基本になると思いますが、
1、人から聞く
2、書籍から情報を得る
です。
さらに目標を高く持っていらっしゃる方は
3、オーディオで聞く
などもあります。
そこで、今後このブログの中で、私が読んだグローバル関連の書籍や雑誌で
良かったものを紹介していきたく思います。
まず一冊目は、先日発売された、
- グローバル・イノベーション 日本を変える3つの革命/藤井 清孝
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
です。
アマゾンのレビューも高い評価を得ています。
↓
本書の中でこれから日本が必要とする3つのイノベーションとは、
1、ビジネスモデルイノベーション
2、ガバナンスイノベーション
3、リーダーシップイノベーション
です。
特に、リーダーシップイノベーションで気になった箇所を記載しておきます。
◆天然資源の少ない日本にとって、唯一グローバル競争力の源泉になるのは人的資源である。
◆東海岸のハーバード大学でも、最近のキャンパス事情は私の在籍した25年前と比べて、
随分と学生層が変化している。中国やインドからの留学生が急増しているのだ。
◆このような新興国の学生のハングリーさが、古いアメリカ人タイプの学生を大いに刺激しており、
全体として大変ダイナミックな環境を作っている
◆二世だけを集めていくら説教をしても何も起こらない。新しい一世のハングリーなグループを
注入することで、二世グループが刺激を受け、危機感を抱くようになり、自然と全体が
活性化される。
◆「多様性」は世界のほとんどの国にとっては、「選択肢の一つ」ではなく、
「宿命」だ。国境を接している国々、旧植民地の国々とのつながりなど、地理的、
歴史的要因で常に自国の中に多様な民族や価値観が併存している状態をマネージ
するのを強いられている。
◆移民問題も含めて、本音では日本人はクローズドな環境の方が安心できるのだ。
しかし、私は、これはただ日本人が勝手に自分の頭に鍵をかけているのだ。
◆今日本に一番必要なのは「未来の正解」を「今」決定し、それを力強く、わかりやすく
コミュニケートするリーダーシップだ。
◆後世に残るような業績を上げる組織には共通点がある。
それは、強い一人のリーダーのもとには、それぞれがトップになってもおかしくない器量の
つわものがそろっていることだ。
第六章の最後の部分で強調されていたのが、
日本人の「英語力向上」でした。
今週の東洋経済にもありましたが、楽天は社内公用語を英語にしたそうです。
2年後までに英語のできない役員は全員クビという
強烈なメッセージもありました。
私も、帰りの電車では毎日英語を勉強するようにしていますが
こういった流れはますます加速していくでしょう。
今回の書籍はグローバル社内報、とりわけ製造業向けの方には
参考になる部分が多いように感じました。
あらゆる情報収集の一助としてもらえれば嬉しいです。