今回は、制作プロセスを掲載してみます。

3日の合宿の間、2日間は雨に降られ、散々のスケッチ旅行ではありましたが、

結構スケッチだけは出来、素材はかなり集められたと思います。

ここでは6号大の制作プロセスを追ってみます。

さすがに、スケッブックでの制作は10分程度でも、6号ともなると1時間以上の時間がかかりました。

この日は雨模様の曇りでしたが、晴れのつもりで描いた経過です。

結構しっかり下描きをしました。

大略の着彩をした段階で、見直すと少しアイレベルと他の部分の誤差が見えてきます。

細部に入っていきます。誤差を修正しながら人物をどう入れるか考えます。

最後に太陽があるつもりで位置を決め、影の伸びる方向を計算して描き入れて完成としました。

ギリギリ、誤差の修正ができたか、というところですが、今回はこれで完成とします。

旅行での唯一F6サイズの作品ですが、少し手をかけ過ぎで色が汚くなった感はあります。本来、もう少しスピードをもって描きたかったのですが、これも現地の風景に慣れてくるとスピードが上がってくるので、以降の作品に期待したいと思います。

 

使用した紙は、ウオーターフォード 300gナチュラル F6