私はカメラが大好きでした。

 

最初のカメラは、小学生のころ初めて買ってもらった「スタートカメラ」という単焦点レンズの付いたカメラでした。

高校入学祝いに初めて本格的なカメラ(キヤノンL3)を買ってもらい、その後モノクロ写真に凝って、暗室での作業に没頭しました。

大学に進み、絵の世界に触れてからはカメラから距離を持つようになりましたが、それでもこれまで使ったカメラの数は少なく見ても25台ほどにはなっています。

 

退職後、絵を再開しましたが、風景などの制作の際の補助でカメラを持ち歩くことが増えて来ました。

ただ、写真での作品づくりではなく、あくまでも水彩画制作の補助としての存在でした。

また、デジカメが出てきてフィルムでの制作がやり難くなってからは、暗室作業の面白さも無くなったこともあり、今では全てデジカメへ変えています。

 

先日、手元に残っているカメラを処分しようと引っ張り出してみました。

取り敢えず残っていたものですが、フィルムカメラはペンタックスの1台だけ、その他は全てデジカメになっていました。

それも、充電方式が色々変わっているため、実際に使用しているのは、数台にとどまっています。(つい先日まで他にも数台手元にありました)

これを見て思ったのですが、カメラメーカーより家電メーカーのカメラに変わっていることです。

画面にあるのはキヤノン、ペンタックスの一眼カメラ、そして最初に買ったデジカメ(リコー)、次いでパナソニックのLUMIX(1眼2台とコンパクトカメラ)、その他は全てソニー製のデジカメです。(コダックが1台ありますが)

懐かしいのが、この一眼カメラ(最初に一眼レフのカメラを出したペンタックス製)です。

ミラーは無くなりミラーレスと言われたころのものですが、フォーカルプレーンのメカ感が今でもたまりません。全体のデザインもとても素晴らしい感じです。

 

これらの多くのカメラの中で、今でも愛用しているのが、ソニーのサイバーショットシリーズで、中でもWX200は7~8年ほど使っているでしょうか。

そのポケットに入るサイズと軽さ、ホールド感、画像の綺麗さなど、特別な作品を狙うのでなければ最も使い易いカメラだと感じてます。(スケッチのお供として、便利にしています)

上の写真の最前列の左から2台がそうです。

最前列中央のWX200は、あまりの過酷な使用でかなり危なくなってきました。

酷使の結果です。ガムテープで止めたり…、

周辺の塗装が剥げてきています。

これでもまだ使えるのですが、レンズにゴミが入ったようで写真に黒い斑点がでるようになったこともあり、カメラ店に修理の相談をしましたが、かなり費用がかかると言われ断念しました。

しかし、現在このカメラは販売が終了しているのでカメラ店では手に入らず、メルカリで入手せざるを得ませんでした。(前列左端の同じカメラのブラックを入手したものです)

 

最近はスマホで撮る方が増えているようですが、コンパクトカメラの使い勝手には、かないません。

 

なお、最初の写真は、手元のスマホで撮影したものです。

やはり手軽さとしては、スマホに軍配が上がりそうです。

 

今日は好天なので、コンパクトカメラを持ってスケッチに行こうと考えています。