現在、アーティゾン美術館(東京・京橋)で開催されている「抽象絵画の覚醒と展開」を見てきました。
20世紀の美術の主な動きとしては、抽象化の流れが特徴かもしれません。(8月20日まで)
そこに焦点を当てた展覧会として、開催されているこの展覧会は、非常に刺激的でした。
カンディンスキーやモンドリアンそしてピカソやマチスといったフォービズムやキュビズムの流れ、日本でも萬鉄五郎、岡本太郎などの作品、そして50年代の吉原治良の「具体美術協会」の活動など、美術界の動きが一望できる企画で、ぐるっと歩くだけでも楽しい展覧会です。
特に、私も学生時代に具体の活動を近くで見てきたこともあり、懐かしくも楽しい時間を過ごすことができました。
残り少ない展示期間ですが、機会があったら覗いてみてはいかがでしょうか。
少しだけ、中をご紹介してみます。
セザンヌのころから、いわゆる写実から変わってきています。
ヴラマンク
ミロ
バウハウスも大きな影響を与えて来ました。
私の学生時代に影響を与えた具体美術協会にも1部屋が与えられています。
具体の吉原治良氏の作品は撮影できなかったので、美術館発行の図録からとりました。
実際には182✕228の作品です。
右の作品は白髪一雄氏のものです。.
マークロスコなど、最近の作家もかなり見ることが出来ます。
一部制限はありますが、写真撮影ができるのも助かります。
これらは、ブログではお伝えすることは難しく、ほんの雰囲気の一部だけですが、
是非現地でご覧いただくことをお奨めします。
きっといろいろな刺激を貰えると思います。








