5月は3つの展覧会の開催で追われていて、笠井さんの展覧会には最終日の24日に、やっと行くことができました。

毎年楽しみにしている展覧会ですが、今回は技法などについて少しお話を伺うことが出来ましたのでご紹介してみます。

 

いつものギャラリーコンセプト21(表参道)が会場です。

中に入ると、沢山の楽しい作品が一気に目に入ってきます。

いつもながら沢山の魅力的な作品が並び、刺激を受けます。

中でも私が一番気になったのが、長崎オランダ坂を扱った作品でした。

非常に魅力的な作品です。

まずはその前で写真を撮らせていただきました。

直接作品そのものを撮れないので、この作品のベンチに座った人物の背後の影に注目して一部をご紹介します。

この影の部分に使用されているのが、細かい粒子のステイン系の絵具と、粒子が大きく重いグラニュレーション系の絵具を混色で使用することにより、作られた色が紙の上で分離して面白い効果をつくっているとのことでした。

(ここではコバルトターコイズとパープルマゼンタが使用されていると伺いました)

 

私自身は、あまりこういった混色効果を活用したことがありませんが、非常に興味はあります。

私も少し研究してみたいと思いました。

 

笠井さん、本日はいろいろ有り難うございました。