今日は太陽と影の関係について考えてみます。

ここではブダペストのドナウ川の川岸の風景を題材にします。

夕暮近く、陽が落ちてきて長い影ができてきた川岸です。

多くの人が有名な鎖橋を眺めています。

(ウオーターフォード 300g 荒目 F6)

木や人々の影が長く伸びていますが、影の方向はどうなっているでしょうか。

前回のブログでも少し触れましたが、その考え方を解説してみます。

下図で分かるように、太陽の位置を地上まで其のまま降ろしてきてアイレベルとの交点を決めます。

これが影の消失点となると考えると分かり易いのではないでしょうか。

その消失点から影をつくっている物体に繋がる延長線上が影の伸びる方向となります。

(上の絵と比べながら下図をご参照ください)

なお影の長さは太陽の高さによって変化します。

上の絵の場合、夕方で影は長く伸びています。

改めてお話するまでもなく、蛇足でした。

失礼いたしました。