天候が不安定な日が続いていますが、この時期の好天の日の緑は最高です。
先日アート48の会で、緑の描き方を研究しました。
その際に使ったケベックの作品をご覧いただきます。
緑の色は、ホルベインのイミダソロンイエローとフタロブルーレッドシェードをメインに使用しました。これでほぼサップグリーンに近い色が作れます。
勿論サップグリーンでもOKですが、頼りすぎると自由に色をつくることが出来なくなる心配もあります。
混色で緑をつくる面白さは是非感じてみて下さい。数種類の色を混色します。
更に赤系統の色などを加えることで、微妙な色の変化や明暗の面白さも出てきます。
研究用に制作した作品は、以前行ったカナダのケベックの写真を使用しました。
途中経過は、まず全体に色を置いておいて進めました。
黄色の混色には、他にもシュミンケのトランスペアレントイエロー(209)なども使っています。
もう一枚、先日の上野公園でのスケッチもご覧ください。
とにかく今が一番緑のきれいな時期なので、できるだけ外でのスケッチをしておきたいところです。
現場で実際の風景を観て色を感じることはとても大切だと思います。


