先日、ある方から頂いた「宝虹全棉水彩紙」という中国製の紙を使ってみました。

初めて使用してみましたが、結構面白い紙です。

荒目の300gの用紙で、アルシュに似た感じがあります。

手触りはやや硬め、若干クリームがかった色味。

筆を使うと紙表面の硬さを感じます。

使用したサイズは、5号程度のアルシュサイズ。

とにかく直描きで一枚描いてみます。

絵具が紙に吸い込まれ、伸びていかない感じ。

使い方によって面白くなりそうで、必ずしも弱点ではないかもしれません。

色々な描き方で描いてみましたが、大胆に描けるところが面白い。

荒目もあって、擦れた感じを出し易く、ドライブラシをやりやすい。

発色はかなり面白い。塗ったときの感触がこれまでにない感じで新鮮。

 

一緒に描いていたアートわかばのメンバー数名にも試してもらうと…。

まず、色を付けて…

乾いてから洗ってみると、じっくり紙に入り込む。

グラニュレーション効果のような効果も。

これを描いた人は、面白いので使ってみたいと。

また、こんな作品を描いたメンバーも。

こちらの方は、手触りが悪く描きにくい、といった感想だった。

 

まだ、少し描いただけでは結論は出せませんが、ちょっと面白い水彩紙、というのが数人の意見。

皆が知りたがったのは、価格。

「ウオーターフォード程度までなら、使ってみたい」との意見が多かった。

塗った時に、これまでにない筆の感じはちょっと驚きます。

もう少し使ってみないと、判断は難しいですが、やはり価格とのバランスでしょうか。

 

いずれにしても、これまでに無い用紙というので、皆さん興味深々でした。

また、機会をみて数人に使ってみてもらうつもりです。