2019年秋、楽画喜会メンバーで長浜へスケッチ旅行に行きました。

琵琶湖東岸にある長浜は、夕日が特別きれいに見えます。

ここでは、レトロな街並みが特徴の黒壁スクエアが有名です。

 

今日は、アートわかばのグループからペン彩画のデモの希望があり、2枚ほど解説しながらこの黒壁スクエアを描いてみました。

 

その2枚は、同じ素材を使いながら、描き方を変えてトライしてみます。

普段、取材のスケッチではよく描いているものの、水彩作品としてペンで描くことはほとんどなく、久しぶりのペン画です。

完成した一枚は、このような感じです。

(ミューズ サンフラワー F6 使用)

素材にしたのは私が撮ったこの写真です。

少し複雑すぎて描きにくい、という意見が多かった中を強行しました。

まず2種類のペン画を描いてみます。

用紙はF6、いずれもミューズサンフラワー。

 

こちらはパイロットの「DRAWING PEN」を使用したもの。

影にもペンの線を加えてみます。

 

もう一枚は、セーラーの「ふでDEまんねん」 で描いたもの。

こちらには、余分な影は着彩時に絵具で描くことにして一部分以外は輪郭線だけにします。

これら二つは、かなり印象が異なります。

 

ふでDEまんねんで描いたペン画の方に、軽く着彩してみます。

アクセントをつけるため、途中に光の帯を追加しました。

使用するペンでの違い、表現方法の違いを説明して、その後各自に描いてもらいました。

デモが1時間ほどかかったため後の時間が十分にとれず、一部次回への宿題となってしまいました。

 

メンバーの皆さんも、ペン彩画は初めての経験だという方が多く、滅多にない体験を楽しんで(苦しんで?)いました。

何時もと違う体験を通して何か得るものがあったら幸いなのですが…。