先日のアクアレラの会で、シャンパンボトルを描きました。

「静物のデモを」ということで、円筒形のものを練習することにして、ペリエ・ジュエ ベル・エポックのボトルを選定します。

このボトルに焦点を合わせるため、他は色の無いグラス類を並べ変化を付けて描いてみました。

実はこれは2枚目で、最初は次のような横位置でのセッティングでデモンストレーションを実施しました。

約50分をかけて解説しながらの制作でした。

途中経過……時間の関係もあり、ほぼ直描きです。

途中で、光の来る方向の設定を右から左へ移動させました。

これは光の来る方向を暗くして、画面全体のバランスをとるために取った手段ですが、この途中での変更はかなり無理があって、まとまりが無くなってしまったようです。

 

描き終わったころ、天候が急に回復し、太陽の光が強く入ってきて、思わぬ影の面白さが出現しました。

(下の写真)

この写真が気になり、翌日縦位置でもう一度描いてみたのが最初に上げたこの作品ということです。

先の写真ではほとんど逆光でボトルの模様は潰れていますが、表面に焼き付けられた花の模様が面白いので、あえてそのまま表現してみました。

こちらの縦位置の作品は、約70分の制作時間となりました。

 

2つの作品は、それぞれかなり印象が異なりますが、最初に描いた横位置の作品の方が勢いが感じられ面白いかもしれません。

ご覧になって、どのように感じられたでしょうか。