コロナで海外スケッチ旅行は、お預けが続きます。
海外、特にヨーロッパは、描きたくなる場所が多く、いつもワクワクします。
昨年も、直前にスペインスケッチ旅行が取りやめとなり、ストレスがたまっています。
何時になったら海外スケッチに行けるのでしょうか。
そこで、今日は2018年ウイーンに行った際に撮った写真をテーマにトリミングを考えてえてみたいと思います。
当時、この場所では3枚ほどのスケッチをしていますので、雰囲気はよく覚えています。
まずは、こんなペン画の下絵をつくってみました。
元の写真は、ウイーンのオペラハウスの前の交差点を撮影したものです。
下の写真の右端がオペラハウス。
ウイーンは、地下鉄、市電(トラム)などが発達していて、移動しやすい街です。
このまま写真のように描いても作品になりそうですが、ここではトラムを主役とし、周囲を切り落とした構図にしてみました。
まずトラムにフォーカスし、ペンで概略のスケッチをしてみます。
これだけではまだ明暗がはっきり出てこないので、更に着彩で明暗を加え全体のバランスをみることにします。
結果、このような感じになりましたが、何とか水彩画に持って行けそうです。
オペラハウスを省くのもありでしょう。
機会をみて、水彩画にしてみようと考えています。
最近は、楽しみを倍増させようと、写真で描く場合でも、一度こんなエスキースのようなものをつくってみています。
このように写真素材(もちろん自分で撮ったものですが)を、いろいろな角度から見直すと、イメージが膨らみ結構面白いアイデアがでてきます。
絵を描いているからこその、こんな楽しみ方もあるのかもしれません。


