圧倒されてしまいました。
とにかくとにかく、細かなところまでつくりこまれた世界観。
世田谷の住宅街の行き止まりにある
小さな古アパートの1階のカフェは
ある意味、現実世界と一線を画すほど古いヨーロピアンな一室なのに
どこかアットホームさを残すのは
「喫茶」という名前がつくからなのかな。
やっと、『喫茶mammal』(マンマル)さんへ。
オープン前から、その内装やお料理の美しさに注目を集め
オープンと同時にあっという間に話題に。
どうも人気店となると避けてしまいがちな天の邪鬼なわたしですが
6名ずつ限定の“おひとりさま喫茶”をされると拝見し
予約をしてうかがってきました。
通常とスタイルが異なるうえ
入店に際し、お店からのメッセージがあるので
こまかなルールはあるけれど、
けっして厳しさではなく、みんなが気持ちよく過ごすための細心の配慮なのだと
一歩お店に踏み入れた瞬間に実感しました。
おひとりさま喫茶は、時間帯によってメニューのパターンが決められていて
わたしは喫茶の時間に。
スイーツ2種+ドリンクがデフォルトですがプラス料金で追加も可能。
(詳しいメニューや予約方法はHPを確認ください)
スイーツ1種+ドリンク2種へは料金そのままで変更可能とのことで、
わたしはスコーンとドリンクを2杯お願いしました。
他にはプリン、ガトーショコラ、チーズケーキなどが。
自粛期間中のテイクアウト営業から登場していて
とてもいただいてみたかったマンマルさんのスコーン。
丸いほうがカルダモン、四角いのがローズマリー&ソルト。
バターとはちみつが添えられています。
器やカトラリーのひとつひとつにも並々ならぬこだわりを感じるたたずまい。
“うっとり”。そんな言葉がほんとうによく似合うお店。
1杯目はアイスコーヒーを。
サックサクの表面を割るととってもふわっふわ。
カルダモンやローズマリーの華やかな香りが鼻に抜けて
ほんのり甘い生地の美味しさがより引き立つ印象。
強めに塩気が効いたバターとの相性がとにかくよくて
ちゃんと、おやつなスコーンなのだけど、繊細でキレイで
ていねいにていねいにつくられているのが本当によく伝わります。
食後の2杯目はホットを。おまけのクッキー付き♪
窓の外を行き来する世田谷線の音がとても気持ちよくて
何もしていなくてもずっと過ごせそう。
ぐうたら、ではないけれど
美しく、ほどよい緊張感のなかにもゆったりと過ごせる空気。
とてもとても、ステキな喫茶室でした。
今日も美味しいものをいただけることに、感謝。
いつもありがとうございます。
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今日のカフェ
【喫茶mammal】
東京都世田谷区世田谷3-14-16 安藤コープ 100号室
03-5799-4230