さらばロボコップ‐。
高見盛は若荒雄を肩すかしで下し、５勝目を挙げた。
取組後、東関親方、先代師匠の渡辺大五郎さんと話し合い、引退を決めた。
今後は部屋付き親方として後進の指導にあたる。
引退会見では、角界への恩返しとともに、“婚活”を宣言。
みんなに愛された高見盛らしく、会見は笑いに包まれた。
高見盛は緊張した表情で「力士を引退することとなりました」と表明した。
幕下陥落なら引退を公言しており、十両残留の可能性は既に消滅していた。
右肩、両膝、腰…体中に故障を抱え、「自分が力士でいられるボーダーラインを切ってしまった」と続けた。
愚直なまでに力士の務めを果たした。
立ち合いの変化は皆無。
大麻、野球賭博、八百長…すべての角界不祥事と無縁。稽古熱心で知られた。喜怒哀楽を前面に出し、みんなに愛された。
「名前が日本中に売れてきたことが、本当に自分にはもったいないような恥ずかしいようなうれしいような、いろんな気持ちがありましたね」と笑った。
一方で彼女いない歴３６年。
「ゆっくりやっていきます。相撲にかけてる時間をそっちに使えば少しは…。活動拠点というか、いろんなとこに出て行って、知り合いも増やしていって、そこからですね」と“婚活”を宣言した。
先代師匠からは、過去にグラビア女優との交際報道（本人は否定）を受け「グラマーなのがいいんだろ」とツッコまれ苦笑した。
笑いに包まれた引退会見。頑張った高見盛だから、笑顔がとても似合っていた。
大仁田厚
「高見盛を連れてこい！」
大仁田厚が曙に対し、大相撲時代の弟弟子で、高見盛ら古巣・東関部屋勢をセコンドに就かせるよう進言した。
２・８は「ノーロープ有刺鉄線電流爆破なにわ地獄デスマッチ～有刺鉄線電流爆破バット＆有刺鉄線電流爆破イス～」と銘打たれている。
得意のデスマッチで、多数参戦する旧ＦＭＷ勢の援護も見込まれる大仁田は余裕の構え。
３月に春場所が開催される同会場は“ホーム”ながら、孤立無援も考えられる曙に「電流爆破を見くびるな！！高見盛たちを連れてこい！！」と呼びかけた。
大仁田さん。。。。
高見盛さんの前途を祝して
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