いつの間にか増殖するものの一つが、財布です。

財布の中身が増殖してくれりゃ、言うことないんですがね。

中身を増やすより、財布を増やすことに熱中する癖がありまして。
長い年月の間に、いつの間にか、けっこう増えてしまいました。


用途が一つ一つ違います。
普段持ち歩くメーン財布、サブの財布。
旅行の時に持っていく、コンパクトで容量が大きい財布。
たんに好きで持っている財布(って、おい!)

中でも、これは、お出かけの時に大変便利で、ついつい手が伸びる財布です。
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革鞄・小物製造販売のヘルツのファミリーブランドであるOrgan(オルガン)の、小型財布です。

この状態で、幅10センチ、高さ8.5センチ、厚みは1.4センチ。厚みは、使っている間にだんだん潰れて薄くなってきました。
体重はなんと71グラム。お札4枚、コイン5枚、カード4枚入れても、118.5グラムです。
革財布としては驚異的な軽さではないでしょうか。

「ユーフラテ」という、柔らかいイタリアン・レザーを使っています。この色は、アンバーです。


ユーフラテという革は、かなり私の好みです。

やわらかい感触で、シボがよく目立ちます。
ちょっと握ると、きゅっきゅっと、気持ちいい音がします。
オイルを含んだ革の爽やかな香りが立ち上ります。
いつまでもナデナデしていたくなっちゃうんだな~。

この財布、けっこう使い勝手がよいのです。

裏側にコインケースがついています。
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開き口は広くないのですが、革が柔らかいせいで、がばっと開いて、小銭を取り出しやすいです。
手を中に突っ込んで小銭を探るのも容易にできます。

三つ折りで、開くとカードケースがあります。
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ポケットは二つしかありませんが、使っているうちに革が柔らかくなってきて、一つのポケットにカードが2枚入るようになりました。だから4枚収納できます。

メーンの財布としては、4枚じゃ足りません。
でも、お出かけするときに最小限に絞り込んで持ち歩くなら、十分です。

んで、札入れが、意外に広い。
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ほら。
革が柔らかいため、これまたがばっと開くのです。
お札の上にも横にも十分な余裕があります。

最小限の用途を最大限に詰め込んだ財布です。

なんといってもありがたいのは、この小ささ。
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文庫本と比べると、ほら! こんなにコンパクト!

小さなバッグの中でも場所をとらないですし、さらに便利なのは、こんなとき。
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………ブレブレですな(^^;

着物を着たとき、帯に、すっと挟めちゃうんですよ!
帯板とおなかの間にすっぽり収まる小ささ。
これは便利です。


買い物した時のレシートを詰め込むとたちまち厚みが増すので、レシートは別にバッグに放り込みます。
普段使いには、これは致命的な欠点です。レシートで財布がいっぱいになりがちなワタクシとしては。
でも旅行先なら、毎日、バッグに放り込んだレシートを拾い上げて、その日の買い物をいやおうなくチェックすることになりますので、財布にレシートが沈没しないというのは長所になります。

使い方次第で、求める機能が違うんですね~財布ってのは。

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かわいいなあ。ホントに。


用途によって使い分けようとすると、財布はたくさん必要ですよね。

長財布、二つ折り、三つ折り、親子がま口、普通のがま口………………………
って、待てコラ。


今、とっても欲しいお財布があります。
それは、

レシートみたいにいつの間にか財布の中でお札が増殖する、魔法の財布です。


……………

んなこと言う前に、これまで財布に費やしたお金をそのまま財布にしまっておけば、よかったんじゃないでしょうかね。
と、もう一人の私が冷たく突っ込みを入れるのが聞こえたような気がしますが。

気のせいでしょう。うむ。


オルガンの小型財布、私は店頭で衝動買いしましたが(財布を衝動買いって……もっと中身を大切にしようよbyもう一人の私)、ネットでも買えるみたいです。
お店のサイトだから、勝手にリンク貼ってもいいかな。
http://www.herz-bag.jp/webshop/products/detail281.html