僕の職場でChristianとAndrewは席を並べ、どっちが先にちょっかいを出すのか知らないが、二人はしばしば仲良くやり合っている。このちょっかいを出すことを二人は"bug"すると言い表しているが、"pick on"とも言える。英語を勉強する上で、"pick on"されることは僕にとっては非常にありがたいことなのだが、ここに来た第一の目的は、カナダ人と親交を深めるためではなく、英語を勉強するためでもなく、生物学の研究者として仕事をすることにある。突然、椅子を蹴られたりすれば、"Don't bug me."とか"Don't pick on me."と返すのだが、本当に迷惑な時はAnneに教えてもらった"You're getting on my nerves!"を使う。日本語の「神経に障る」となんか似ていて不思議に思える。Christian本人に教えてもらった"Beat it!"も使える。交換に教えてあげた「来るな!」は彼のお気に入りの日本語の一つなのだが、こういった類いの表現は使える状況がほとんどなくてかわいそうだ。そこで逆に考えると、彼は僕にこういう喧嘩じみた表現を使うチャンスをも提供してくれているのかもしれない、などとも思わされる。