New Yorkで電車に乗っている時、Hicksvilleという駅に着いた 。そうしたらChristianが驚いて、かつ子供のように喜んで「写真を撮れ!」と僕に命令する。そのHicksvilleという駅名をカメラに収めろということだ。すでに列車は動き出していて、あまりいい写真が撮れなかったのが残念だが、"hicksville"とは「田舎」を表す俗語らしい。そして実際にHicksvilleという地名がNew York近郊にあることを突然知り、彼は無性に受けていたわけだ。これはずいぶんと前の話だが、最近彼は「田舎者」という日本語を覚えて、日本人に会う度に"Anata wa inaka-mono!"と言いまくっている。おかしいことに、多くの日本人がこの"inaka-mono"という単語に敏感に反応する。これに対応する英語として"hick"という北米の俗語があるが、辞書を見ると形容詞と名詞となっている。どう使ってもいいのかと思って、"You're hick."と彼に言ったら、"You're a hick."と直された。こういう場合、彼らは不定冠詞"a"を「エイ」と発音する。つまり"hick"は名詞らしい。英文法を全く理解していない彼にいろいろ聞いてみると、どうも人が主語の場合は名詞として使われ、行動が主語の場合は形容詞として使われるようだ。そんなことまでは辞書に書かれていない。