僕が子供の頃、mineral waterが売られていないことはなかったが、特別な目的がない限り、お金を出して水を買うという気にはなれなかった。水道水が飲める日本でも、今や、どこに行っても水は売られている。Torontoでも状況は同じである。先日、そんな水の宣伝文句を見ていたら、"The human body is made up of 80% water."という文があった。"be made up of"で「から成り立っている」だから、「人の体の80%は水から成る」という意味だろうが、文法的にどう解釈すればいいのだろう。どう頭をひねっても、今の僕の英語の知識からはこのような表現は出てこない。割合のいい表し方は難しい、丸暗記するしかないのかと思っていたが、"It is made up of 80% cotton and 20% polyester."という文を見つけ、ようやく理解できた。"80%"は形容詞的に使われているということと、残りの"20%"が省略されているのである。では、残りの20%とは何か。タンパク質、脂質、炭水化物、核酸などなど、数え上げたら切りがない。そもそも80%というのは科学的に正しいのだろうか。生物学者の端くれとして、ちょっとだけ気になる。