Larsの「スウェーデン語では不器用なことを親指が真ん中にあると言う」との発言で、Julieも僕も"all thumbs"が頭に浮かんだ。"He is all thumbs."と言えば「奴は不器用だ」とか、手先だけでなくいろいろなことに対して「うまくできない」という意味になる。それにしてもスウェーデン語は英語に似ていて羨ましい。「擬音語」は英語で"onomatopoeia"といい、言語学者でもない彼がそんな難しい単語を知っていて驚かされたことがあるが、スウェーデン語でもほとんど同じらしい。スウェーデン語は、デンマーク語、ノルウェー語などとともに北ゲルマン語に分類され、お互い通訳なしでもけっこう意思疎通ができるという。さすがに英語に関しては、それなりに勉強しなければ話せるようにならないようだが、オランダ語やドイツ語も含め、どれもゲルマン語である。さらに、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルで話されているラテン語も、東欧やロシアのスラヴ語も、そしてギリシアでも、ペルシアでも、インドでも、話されている言葉は印欧祖語に由来する親戚同士である。似ているといっても、どれだけ似ているのか想像がつかないが、インド・ヨーロッパ語族を話す奴らには僕らの苦労は分からないだろう。