Torontoに住むと言って、みんなが何を心配してくれたかといえば冬の「寒さ」であるが、実は困ったことはそれだけではなかった。冬の「痒さ」も僕を大いに苦しめている。予想外の乾燥した空気は、僕の体中を痒くする。そして冬の「暗さ」である。高緯度ゆえの夜の長さで、すぐに日が沈んでしまうし、朝はなかなか明るくならない。Christianが"Today is the first day of winter."と言っていて、今日は冬至かと思わされ、これからだんだんと昼の長さが延びていくのかと思うと少しばかり嬉しくなった。しかし今日は21日で、冬至にはやや早い。確かに今年の日本の冬至は22日となっていた。そうか、時差だ。国によって、地域によって、さらにはタイムゾーンによって、日付はずれる可能性がある。またしても日本がちっぽけな島国であることを思わされた。冬はいったいいつ始まるのか。人によっていろいろであろうが、カナダではたいていの場合、冬至が"the first day of winter"と呼ばれ、つまり冬の最初の日である。日本では立冬が暦の上での冬の始まりで、"the first day of winter"と訳されることもあるが、誤解を生ずることがあるので避けた方がいいだろう。それに11月上旬ではまだまだ秋である。もう書く必要もないかもしれないが、春、夏、そして秋の"the first day"はそれぞれ、春分、夏至、秋分である。