ボスSteveはなかなかの文筆家で、小粋な言回しを電子メールの文面の中に入れることしばしばである。しゃべられては聞き流すことが多くなってしまうが、メールに残してくれれば後で確認できるのでありがたい。先日、「あの研究はどうなっているんだ?」というような問い合わせがある研究者から届いて、"We will keep plugging away at this."という返事を書いていた。最初に読んだ時は、深く考えもしなかったが、読み返してみて、また見慣れぬ表現を使っているぞと辞書で調べてみた。"plug away at"で「こつこつ働く」、「しこしこ勉強する」、「しこしこ取り組む」、「がんばる」という意味の口語になるらしい。"plug"という動詞に"away"が付いて、なぜこんな意味が出てくるのがよく理解できないが、なかなかいいイディオムではないか。あの研究とは僕のやっている仕事で、"this"はこのことを指している。彼は僕に"cc"して「しこしこ取り組んでいるか」とプレシャーをかけていたのだ。しかもその前に"keep"が付いているから「しこしこ」がより強調されている。Steveからのメールは細部まで注意深く読む価値があるし、ボスからのメールだから、もちろん、そうしなければならない。