一時帰国する前日、日本料理を食べに行くというManaとEmikoに出くわし、これから日本に行くというのにそんな物を食べる必要もないが、誘ってくれたのでありがたくついて行くことにした。クリスマスプレゼントの話題が出て、娘には用意しているのに妻には何も買っていないことがばれ、そのことを2人から激しく非難された。いかにも日本の男性的だというようなことまで言われた。Emikoは日本人なのにカナダ人と婚約するくらいだから、日本人男性一般に対する批判を、僕は彼女から受けることしばしばである。そこまで言われたら、日本人であることを誇りに思い、日本人らしさを強調せねばなるまい。断固、妻には何も買わずに帰国した。そしてManaからこんなメールが届いた。"Hope you don't think we ganged up on you because it was not our intention. We just wanted to enlighten you a little to the Canadian ways." いきなり動詞から始まっているが、これは別に命令文でも何でもなく、主語が省略されているだけで、よく見受けられる構文である。"gang up on"は「ぐるになってとっちめる」ことであるが、年配女性2人に非難を浴びせられている僕を想像してみて欲しい。前置詞"on"は物理的または精神的な圧力がかかっていることを示唆する。カナダかぶれの僕はもちろん"enlighten"されたいところで、批判は甘んじて受けるものの、取り入れるか否かは僕自身が最終判断を下す。