2025年4月22日


こんばんは


金曜日の地震以降いろいろバタバタしていましたが

ようやく落ち着いてきましたので、

今日から通常ブログを再開したいと思います


今年もこのブログでは信州各地の桜を

信州桜紀行と題しましてお送りしています

そして今回はいよいよ今年の大本命

国宝松本城の夜桜をお送りしたいと思います!

国宝で現存天守としては最古の松本城
普段からたくさんの観光客で賑わっていますが
そんな松本城がさらに人でいっぱいになるのが
春の桜の季節です
自分も毎年、春の定点観測的に来ている場所ですが
今年は2年ぶりに夜桜会を訪ねてみました

お城の太鼓門をくぐる前からもう既にハイライトで
静かなお掘りの水面に美しく照らされた桜が
まるで鏡のように映し出されていました

目線の高さの桜も
下向きに眺める桜も
鮮やかな光と漆黒の夜空が生み出した魔法の世界
感動的なひとときでした
真昼の桜とは全く違う、夜の松本城の桜
いよいよ太鼓門を潜ります
普段はこの時間締め切られているお城の広場へ
辺りはものすごい人波で
流されてしまいそうなほどでした
かつて本丸御殿があった本丸庭園
この本丸庭園をぐるりと回るコースが
夜桜会最大の見せどころです
枝垂れ桜もちょうど満開で
いい感じに天守閣を遮っていましたね
本丸庭園で一際目を引く大きな枝垂れ桜が
駒つなぎの桜です

かつて、加藤清正公が松本城を訪ねたとき
時の城代、石川康長がもてなしとして
この桜に繋がれた馬2頭のうちどちらかの馬を
記念に持ち帰られてくださいと献上しましたが
加藤清正は
「康長ほどの目利きが選んだ馬のうち
一頭だけを連れて帰るなど忍びない」と話し
馬2頭、両方を持ち帰って行ったのだそう
何とも、加藤清正らしい逸話が残された桜です

今度は駒つなぎの桜の反対側へやって来ました
このあたりも大変な賑わいで
松本城のライトアップと桜を重ねて
写真を撮られる方がたくさんいましたね
そして、駒つなぎの桜から少し離れて
松本城天守閣とその隣に駒つなぎの桜の夜桜を…
これはもう、息を呑む絶景でした
以前にも何回か来た夜桜会でしたが
今年の写真が一番綺麗で良かったです

まるで、戦国時代の栄枯盛衰の絵巻のような
儚くも美しい松本城と枝垂れ桜
この風景に簡単に出会えるなんて
近くに住んでいて本当に良かったてす

この地域は冬が特に長い地域なので
春の桜の季節は待ち侘びた春本番の到来
ようやくの春の彩りに、喜びを感じました
国宝松本城夜桜会2025
いつも以上に胸を打たれた夜桜に
来年も、いや来年はもっと笑顔で
訪ねることが出来ますように
再会を願って後にした絶景なのでした

信州桜紀行、中編は夜桜シリーズですが
明日は一度、その伏線の話題をお送りします

では、
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございましたm(_ _)m