2024年6月24日


こんばんは


今日はありえないほど蒸し暑かったですね…

まるで海辺にいるかのようでした

気づけば6月もあと一週間となりました

この6月はいろんなことがあったので

特にあっという間に過ぎてしまった気がします


さて、5月の爽やかな京都を旅した

初夏の京都旅シリーズも

いよいよ訪ねた場所はあと2つとなりました

北野天満宮を後に千本通を北に進むバスに乗り

やって来たのは上賀茂神社です

今回の京都旅シリーズは京都三大祭が
裏テーマになっていました
(電車が運休で出発出来なかった時に
松本駅のコーヒーショップで考えました…)

初日の一番最初に訪ねたのは祇園祭の八坂神社
初日の最後に訪ねたのは時代祭の平安神宮
そして、この旅を締めくくるのが
葵祭の上賀茂神社と下鴨神社です

そんな葵祭が行われる2つの神社のうち
まずは上賀茂神社を先に訪ねました
世界遺産にも指定されている上賀茂神社は
なんと飛鳥時代に創建された神社で
出自が明らかな京都の神社の中では
最古の神社の1つとされています

境内に入ってすぐの場所に、外幣殿と呼ばれる
馬に乗るための馬場がありますが
この建物も江戸時代初期に造られたもので
京都に多い流造の様式が今に残されています

このすぐ先には神馬舎があって
運が良いと馬に出会えるんですが
この日は残念ながらご不在でした…
広い広い境内の入口から参道を歩いて
いよいよこの二ノ鳥居から見どころの始まりですね

上賀茂神社という名前は謂わばニックネームで
本名は賀茂別雷神社
(かもわけいかづちじんじゃ)

と言います


上賀茂神社があるのは京都の都の北の郊外で

ここからさらに北にある神山という里山に降臨した

賀茂別雷神という、この地方特有の農業の神様を

祀るための神社として造られたとされています

元々は山岳信仰に近い神社だったんですね~

上賀茂神社と言うとこの風景を思い浮かべる方も
多いんじゃないかと思いますが
このとても有名な2つの砂山は立砂と呼ばれていて
上賀茂神社のご神体がある神山を表しています

そしてこの立砂は、今でも日常生活で行われている
お清めの盛塩や盛砂の起源なんだそうです
確かに、この立砂の様子は盛塩と重なりますよね
また、後ろの建物は細殿と呼ばれている拝殿で
国宝に指定されています
そして、さらに境内を進むと
もう1つの上賀茂神社のシンボル
鮮やかな朱色の楼門が見えてきました
こちらも江戸時代初期に造られたもので
重要文化財に指定されています

そしてこの先にあるのが…
国宝の上賀茂神社本殿です
目の前の正面から写真が撮れませんので
この角度ですみません
本殿の最前列からの奥行きは圧倒的な造りで
ものすごい威厳と神々しさを感じました

今回、京都を訪ねるにあたって 
どうしても再訪したかったのが上賀茂神社でした
本社時代に完全に四方を塞がれたかのような
危機的な場面があったのですが
その時に上賀茂神社を訪ねて
さらに本殿に上がりお祓いをしてもらったんです

その後、周辺環境は改善しませんでしたが
公私を切り離して、しばらくは安定した生活が続き
気持ちが楽になれたような思い出があります
あれから、京都の中でも上賀茂神社は自分の中で
ちょっと特別な存在になりました
今回もここに来てようやくホッと出来ましたし
こうしてブログを書いている今も
何だかいい思い出に癒やされています
境内を流れるならの小川 
古今和歌集にも登場する歴史ある小川で
とても澄んだ穏やかな水の流れに初夏を感じました

と、ここまで書いて気づいたのですが
葵祭についてブログで触れていませんでしたね…
ちょっと今からだと長くなりますので
葵祭のことは次回の下鴨神社編で書こうと思います

京都最古の神社の1つで世界遺産
そして個人的にも特別なパワースポット
今回どうしても訪ねたかった上賀茂神社は
やっぱり、思い出の上賀茂神社のまま
特別な何かを感じ取ることが出来た気がしました
今回の旅のハイライトはここでしたね

さあ、いよいよ次回で
長かった今回の旅も最後の訪問地となりました
葵祭を訪ねて、次回は下鴨神社編をお送りします

では、
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございましたm(_ _)m