2024年6月20日


こんばんは


昨日、ちょっと無理して遅くまで残って

法人税申告書を作ったせいか

今日は1日怠さとの戦いでした…

毎年難関の法人税申告書が終わったのいいですが

まだまだ本調子は先にあるものなんですね

もう少し、ちゃんとコントロールして過ごします


さて、京都ラーメンに大満足した後は

常盤駅から嵐電に乗って

こちらも行きたかった世界遺産のお寺へ

あっという間に到着しました


やって来たのは、仁和寺です!

青空に映える二王門
いよいよ中に入っていきましょう

仁和寺は平安時代初期の宇多天皇が
出家して宇多法皇となった後に住んでいたお寺で
京都市内にいくつか見られる天皇所縁のお寺
門跡寺院の1つとなっています

天皇所縁のお寺というと前々回にご紹介した
大覚寺はどうなの?と思われるかもしれません
大覚寺は元々が離宮で政治の現場でしたが
一方仁和寺は法皇のお住まいですので
大覚寺と仁和寺はちょっと意味合いが異なりますね
広大な境内を持つ仁和寺は、絵になる風景の宝庫
新緑を庭園にはとても癒やされました

仁和寺というと中学校の国語で習う
徒然草の「仁和寺にある法師」を連想される方も
実はとっても多いのではないでしょうか

仁和寺のとあるお坊さんが
どうしても石清水八幡宮に参拝したいというので
遥々歩いて山の麓までは行ったものの
麓にあるお寺を参拝しただけなのに
石清水八幡宮だと思い込んで帰ってきてしまった
どんなことでも、きちんと教えてくれる人が
居なくちゃ駄目だよなぁ~

というような話なんですが…
古典の初歩の初歩として題材になっているせいか
仁和寺というとどうしても
徒然草のイメージが強いですよね
そして、仁和寺というともう一つ
京都屈指の桜の名所として有名です

仁和寺の桜はソメイヨシノではなく
背丈がかなり低くて白い花が咲く
御室桜と呼ばれる固有種で
開花時期も遅咲きの桜として知られています
こちらは2016年に自分が御室桜の開花時期に
仁和寺を訪ねたときの写真です
一般的な桜と比べると色が白いですよね
近くで撮るとこんな感じ
ソメイヨシノとは明らかに違う
御室桜の白さが一目瞭然です
江戸時代には京都一の桜として有名になり
当時からお花見客が殺到していたそうです
また開花の時期に訪ねてみたいものですね

二王門からすぐの御殿のうち宸殿は
京都御所の一部を江戸時代に移築したものですが
ここに、タイムリーなものを見つけました
今日八冠から陥落してしまいましたが
藤井七冠が挑戦者として竜王戦に挑んだ
その第二局が仁和寺で行われたそうです
また八冠目指して頑張って欲しいですね!

皇室と長年深い繋がりがあり、
歴代の皇族が篤く保護した仁和寺には
京都御所の建物が数多く移築されています
こちらは国宝の仁和寺金堂です
江戸時代初期の京都御所の正殿を
当時の様子そのままに移築したもので
伝統的な御所の造りの1つ寝殿造が
今にそのまま残されていることから
大変貴重な建物となっています
こちらは経蔵
今で言う文書の保管室で、
歴史的に貴重な多数の古文書を
風雨から守り続けてきました

仁和寺は大覚寺と似ていて
お寺というよりかは御殿に近く
皇族たちの一大拠点として
様々な機能を持っていたことが分かります

また仁和寺は歴史的な事件にも多く登場しますが
中でも、平安末期の保元の乱では
天皇で唯一島流しに遭い、日本三大怨霊とされた
崇徳天皇が出頭したお寺が仁和寺でした
一方こちらはお寺なのに何故か神社がたくさん…
これらは仁和寺を守る神様たちとして
特別に祀られているのだそうです
皇族方とのつながりを違う角度から
感じられる貴重な空間なのでした
平安時代初期から、皇族方所縁のお寺として
時の多くの権力者や文化人に守られ
当時の文化や歴史が今にそのまま残された
そんな貴重な場所が仁和寺です

境内はかなり広いので
まだまだ紹介出来ていない建物もたくさんあります
建物のほとんどは江戸時代に再建されたものですが
それでも京都御所からの移築が多く
仁和寺が長い間どれだけ大きな存在だったのか
それは言わずもがな…ですよね
ところで…
仁和寺の入口で案内係をされていた学生?の方から
とても親切かつ熱心に
境内のいろんなオススメポイントや
当日行われていた行事の見どころなとを
丁寧に教えていただきました

そのおかげで境内を歩いていても、
「あっ、あのことだな」とか
これまで以上に発見が多く、
いい時間になった気がします

何だか嬉しくなりましたね
これからも古都京都の文化を伝える
次世代の担い手として頑張って欲しいと思いました
この世代が盛り上げていかないと
貴重な文化財の価値も残せませんからね

徒然草と桜の名所、仁和寺
貴重な建物が数多く残る世界遺産は
今回の旅の中でもとても強く印象に残った
そんなお寺の1つになりました

さあ旅もいよいよ終盤戦に入ります
ここから再び嵐電に乗って
次回はちょっとマイナーですが
気になっていた神社を初めて訪問しましたので
その様子をお送りします

では、
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございましたm(_ _)m