2024年6月5日


こんばんは


疲れ切ってテンション低めの中ですが

無事に月次決算を締め切ることができました

数年前と比べたら劇的に早いですし

そういう意味では少しずついい方向に

仕事は向かっているんじゃないかと思います


さて、トンカツで元気を注入したら

影森から一気に山の上を目指しましょう

国道140号線、彩甲斐街道は一気に渓谷の道となり

急なカーブが幾重にも続いていきます


次に目指したのは秩父三社の1つにして

全国的なパワースポットブームの先駆けとなった

奥秩父の山の中に佇む三峯神社です!


神社へと続く道はダムの堰堤の上を走り

さながら奈川渡ダムのようでした

急な山道をジグザグに登りついに到着です


※先週掲載、そして今週末から再開予定の

京都の旅シリーズでは多くの神社を紹介しています

今回訪ねた三峯神社の特徴と京都の神社との違い

その辺りに着目して頂けたら嬉しいです


ビジターセンターから参道を登ると

真っ白な鳥居が現れました

その形にびっくり、なんと三ツ鳥居だったのです
三ツ鳥居は奈良県の大神神社周辺の
日本でも超のつく歴史の古い神社に多い形のもの
後で調べるとこの三峯神社も景行天皇年間創建と
社伝に残されている古い神社とのことで
いきなりテンションが上がりました
三峯神社と言えば有名なのが狛犬で
犬と言いながらニホンオオカミを象っています
これは山犬と呼ばれる三峯神社独自のもので
魔除けとして信仰されてきました

絶滅したとされるニホンオオカミですが
この地域ではオオカミではないか?とされる
目撃情報が90年代にもあったそうで
ニホンオオカミの聖地だったのかもしれません
平安時代末期、関東地方に有力武士が誕生し
関東土着の武士が政治力を持つようになると
この地は修験道の道場として栄え始め
神仏習合が進むようになりました

こちらの随神門もその名残で 
境内にはその当時の面影を多数見ることが出来ます
急な階段の参道の両脇もニホンオオカミです
何だか緊張感がある参拝になったような
そんな気がした瞬間でした
そして、三峯神社の拝殿にやって来ました
拝殿は江戸時代後期の再建ですが
見ての通り、権現造になっていますね
権現造は東照宮の様式とされていて
関東各地の神社の社殿で多く見られます

京都など関西地方ではまず見かけない権現造
関西は門が鮮やかなことは多いですが
社殿は比較的落ち着いていますよね
実は今回が初の三峯神社
秩父三社巡りも達成することが出来ました
(秩父神社は2019年、宝登山神社は2023年にブログ記事にしています)
緑に囲まれた山の上ということもあり
境内は瑞々しい空気に包まれていて
心地好い風にとっても癒されました
三峯神社を有名にしたのは「氣」という概念で
氣の御守は三峯神社のシンボルになっていますし
かつては1日限定で氣の御守を領布して
大人気過ぎて渋滞が社会問題になるほどでした
この「氣」のブームが昨今全国各地に広まった
パワースポットという言葉を生んだんですよね

神仏習合、しかも修験道の道場だった名残で
近くには神社にしては珍しい興雲閣という
直営の宿泊施設があります
ここからさらに山を登ると
日本武尊の巨像がありました
三峯神社は上信国境の碓氷峠にある
熊野皇大神社の創建と深い繋がりがあるとされ
その縁起も熊野神社とよく似ています

また、三峯神社の講である三峯講は信州に多く
かつては信州と三峯神社を結ぶ参道があって
今の川上村から山々の稜線を伝う道のりを
非常に多くの人が歩いてここまで来たそうです

この地域と信州の名物が似ているのは
もしかしたら、この三峯講の影響かもしれませんね
近くの展望台から見えたのは秩父市の中心街
さっきまであんな彼方にいて
この急な山道を登ってきたかと思うと感無量でした
ちなみに、この展望台のある斜面は猛烈な急斜面で
結構迫力がありましたしかなり奥深かったです

そんな三峯神社を感激しながら下りると
見えてきたのは雲取山
東京都、山梨県、埼玉県に跨り
東京都内の最高峰としてとっても有名ですよね
その標高は2017m
ずっとずっと気になっていた山の1つ
雲取山をこの目で見ることが出来て
いや〜、感無量というか嬉しかったです
ちなみに三峯神社の三峰とは
雲取山と白岩山、妙法ヶ岳の3つの山を指します

奥秩父山塊を代表する名峰ながら
なかなかはっきりと見ることが難しい雲取山
その山容はしっかり目に焼き付けてきましたよ

秩父三社の1つにしてパワースポットブームの
先駆けとなった秩父市の三峯神社
ようやく来ることが出来て良かったですし
思いがけずの雲取山には感激しました

さあここからはもっともっと
山の方へと進んでいきますよ

では、
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございましたm(_ _)m