2024年5月30日


こんばんは


かつて自分が1年だけ住んでいた埼玉県の街で

また凶悪事件が起きてしまいました

交通の便はとてもいいのに

どうしても治安が気になってしまう一帯で

自分が住んでいた時も凶悪事件がありました


ここのところせっかく改善傾向と聞いていたのに

何だか残念な気分です

早く犯人が検挙されることを願います


さて、5月の爽やかな空気が流れる京都を旅した

初夏の京都旅の1日目もついに

寺社の訪問は今回が最後となりました


最後に訪ねましたのは

宿へと向かう途中に位置していた平安神宮です

入口に位置するのは応天門
この日はイベント準備で正面が閉まってましたが
両脇から中へと入れました

平安神宮は元々平安遷都1100年を記念して
京都で開かれた博覧会のために作られた施設で
平安京の政治の中心だった大内裏にある
朝堂院という政庁を復元したものです

施設は博覧会の前から平安遷都を決めた
桓武天皇を祀る神社として創建されましたが
後に放火事件に巻き込まれてしまい
本殿などは高度経済成長期に再建され今に至ります
応天門を抜けると、当時の政治の中心地
大極殿そのままの外拝殿が見えてきました
ちょうど今年は大河ドラマの舞台が平安時代
藤原摂関家九条流の全盛期が描かれていますので
ここを歩いていたら「光る君へ」のテーマが
頭の中にすーっと流れてきました(笑)

ちなみに、本物の平安京朝堂院は
平安神宮とは全く違う場所にありました
その場所は今の京都御所とも一致しません
千年の都と呼ばれる京都も
時代によって様々に姿を変えているんですよね
大極殿改め外拝殿の手前を固めるのは
左近の桜と右近の橘 
こちらは左近の桜です

古くから宮殿の前には必ず植えられる木々で
京都御所の紫宸殿の前にもセットで位置しています
また、かつては御所であった門跡寺院の紫宸殿
例えば仁和寺や青蓮院、大覚寺などにも
左近の桜と右近の橘は植えられていますね
一方こちらは右近の橘
宮殿から見て右が右近、左が左近なので
参拝する時には左右が逆になっています

個人的に、この左近の桜と右近の橘を見ると
あ〜京都に来たなぁ〜としみじみ感じるんです

それだけ京都には宮中所縁の場所が多いですし
過去に紫宸殿が置かれた門跡寺院などは
ほぼ、京都に行かないと見られませんので
大変貴重なんじゃないかと思いますね
門跡寺院は今回の旅2日目にいくつか登場しますよ
藤原家全盛期を描いた大河ドラマの年に
この場所に来られて本当に良かったです

また、平安神宮は京都三大祭のひとつ
時代祭を祭事としている神社で、
京都の秋を彩る様々な時代を伝える祭の行列は
毎年多くの見物客で賑わいます
祇園祭と共にいつか見てみたい京都の憧れですね

かつての平安京の政治の中心地
朝堂院を模して作られた平安神宮
千年の都、京都をこれまでとは違った形で
今に伝えてくれているまさに歴史の伝承者

その大きさと平安時代の空気感に触れ
また1つ、今自分が京都に立っていることを
強く感じた場所なのでした

長い長い初夏の京都旅1日目も
寺社の訪問は今回が最後となります
このあとは宿にチェックインしたあとの
関西らしさ全開の美味しい時間へと続きます♪

では、
今日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございましたm(_ _)m