すべては愛のために
これを普通の恋愛映画だと思ってるとケガをする。
俺はこの映画をTUTAYAの恋愛コーナーで借りてきた。
映画を見る時、だいたい、見当をつけて映画を見る。アクション映画であれば、アクション的気分で、
恋愛映画であれば恋愛気分で、サスペンス映画であれば、その気分で、
だいたいの心構えをして見るものだ。
だから、この映画は恋愛モードで見る体制に入った。
そんな俺を、後ろから釘のささった、木製のバットで殴られたかのような衝撃だった。
貧困に苦しむ難民。資本主義との格差。
そういった重いテーマを嫌味なく描いている。
決して偽善者としてのボランティアでなく、現実に起きているであろう問題を
避けることなく、真正面から描いている。
そこに、調味料として愛を振りかけているような、そんな映画だ。
生きるものの糧が愛であることを見出した主人公と、食べるために生きている難民、
そんな対比も面白い。
☆☆☆